8日間のイタリア旅行では、なんとも気持ちが豊かになった。 トリエステ歌劇場で「ラ ボエーム」 ・ローマ・歌劇場で「椿姫」・ボローニャ歌劇場で「フィガロの結婚」と3本のオペラを堪能しただけではない。
オペラ鑑賞後のレセプションパーティーには、歌劇場の総裁はじめ歌手や演出家など多数が出席し、日本からの来客を心からもてなしてくれた。
バチカンのパオロ6世テラスでのディナーは、庭でのシャンパンから始まって全体に映画に出てくるような豪華な雰囲気が漂った。 センターテーブルには、主賓の中村バチカン全権大使夫妻の他に、バチカン美術館の理事長なども飛び入り参加で、大いに盛り上がった。
たまたま、日本からの来客の二人が誕生日と結婚記念ということも重なったので、9名のオペラ歌手に歌ってもらった。 それが、ディナーを一段と華やかなものにしてくれた。
こんな具合で、オペラ三昧にイタリア人オペラ関係者との食事や会話がたっぷりと乗っかったツアーは、やってみて価値があったなと思う。 参加された方々も十分に満足いただけた。
わざわざイタリアまで行かなくとも、といった金銭的なものを含めたマイナス意識は、まるで感じない。 ちょっとお金はかかったが、それをはるかに上回る満足感を得られた。
こういう贅沢は時々あってもいいんじゃないかと思う。 行って、そこにいないと絶対に味わえない満足、それも掛け値なしの充実感は、お金では代えられない。
今年は実験的にやってみたが、来年以降も参加希望者を募ろうと決めた。 できるだけ多くの人に参加してもらって、みなで心豊かな7日~8日間を楽しめたらなと思う。
われわれ長期投資家のお金は、より良い社会をつくっていく方向でしっかり働いてくれている。 お金が頑張って働いてくれている間に、われわれはどんな社会が良いのかの具体的なイメージを高めなくてはいけない。
そのためには、こんなにも素敵で心豊かな生活もあるよといった実体験を積み重ねていくことが大事となる。 そこに住むのは、われわれ自身であり、子どもや孫たちなんだから。
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