オペラ歌手のオーディション

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 先週はイタリアで、今週は東京でのオペラ歌手オーディションで、まともに長期投資家日記を書けなくでごめんなさい。 来週からは普通に戻ります。

 オペラ財団の仕事をやっていて、いろいろ勉強になっている。 なによりも納得感を高めているのが、文化というものの大事さだ。

 早い話、ただ生きていくだけなら、飲んで食ってそれでおしまい。 動物と一緒。 

 ところが、人間は生きていくのにも楽しみや潤いといったものを求める。 そこに、もう自然発生的に文化というものが生まれてくる。

 その文化だが、ごく身近で生活に密着したものから、やたらとお金のかかるものまで、それこそ千差万別である。

 なかでも、オペラは最高の芸術といわれるように、すごく贅沢な文化である。 ただ、その贅沢さの中に「なるほど、こういうのが文化なんだな」と気づかされることが山ほどある。

 ひとつの表れが、オペラ歌手のオーディションをやっていると、ひしひしと伝わってくる。 音楽系の大学や大学院を出てからずっと歌手として生きてきている彼ら彼女らが、より高みを求めてやまないのだ。

 歌うのが好きでここまでやってきたが、もっともっと上手くなりたい。 それには、オペラの本場イタリアで世界の凄い連中の間で揉まれて、自分の歌に磨きをかけたい。

 あえて言えば、そのことしか日々の生活で考えない彼ら彼女らが180名も、うちのオーディションに飛び込んできている。

 一人ひとりが、それこそ人生を賭けた歌への挑戦ぶりを、イタリアから招聘した公式審査員たちの前で披露する。 その真剣さを目の当たりにすると、こういうのも文化なんだよなと感じ入ることしきりである。

 と、ここまで書いたらオーディション会場へ走っていかなければならない時間となった。 続きは、今週どこかで時間を見つけてとしよう。

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 ★注意 上記の内容は澤上篤人個人の見解であり、さわかみ投信株式会社の考えおよび「さわかみファンド」の運用を説明しているものではありません。 個人の真意を尊重するため、原則、文章の修正はせずにブログを公開しております。