夏枯れ時に買い仕込み、芸術の秋を迎えよう

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 毎年この季節は夏枯れ相場といって、株式市場は思わぬ下げに見舞われることが多い。 なにしろ、投資家も市場関係者も夏休みや盆の帰省で留守がちとなる。

 あるいは、夏休みに入る前に投資ポジションを引き下げておこうと売りを出すことで、株価全般は弱含みとなる。 反面、買っておこうとする投資家はまずいない。

 そういった閑散相場で、ちょっとした悪材料が出たりすると、株価はストーストーンと下がることもしばしば。 いかんせん、投資家不在だから仕方ない。

 われわれ長期投資家は、夏枯れ時に真空状態で株価下落していくのを狙って、思い切り下値に買いをはわせておこう。 時として、信じられないほどの安値で、ゴキゲンの買い仕込みができる。

 そう、「こんな下値で買えたら儲け」ぐらいの気楽な感覚で構わないから、とにかく買い注文を出しておこう。 その上で、のんびりと夏を楽しめばいい。

 盆が明けてくると、朝晩にふと秋の風を感じるようになる。 株式市場にも投資家が戻ってきて、平常の商いとなっていく。 多くの投資家や市場関係者は、夏の間に株価水準はこんなにも下がっていたのと驚く。

 ちょっと下がり過ぎじゃないのといった、株価水準を是正しようといった買いも入ってくる。 それが、秋相場への呼び水となっていく。

 夏枯れ時にしっかり買い仕込みを進めておいた長期投資家は、秋相場をニコニコ顔で迎えることができる。 スポーツや芸術の秋を堪能することもできる。

 芸術の秋にオペラ鑑賞はどうだろう。 今年は9月に京都国立博物館と姫路白鷺城で、オペラ道化師を公演します。 チケットはまだ余裕があるので、よろしければ「さわかみオペラ財団」へ申し込んでください。

 もうひとつ、これは賛助会員の募集に関してだが、9月18日に京都国立博物館の音楽講堂で、200名限定の特別コンサートがあります。

 オペラの本場イタリアでも1,2位を争う実力派の管弦楽団、ボローニャ歌劇場フィルハーモニーから選りすぐった15名による室内楽コンサートで、演目はビバルディの作品をいくつか。 最高の演奏となるのは間違いなし。

 イタリアの青い空に抜けていくような音の広がりを、たっぷり楽しみましょう。 先ずは、さわかみオペラ財団の賛助会員になってください。