今年は大きく伸ばすぞ

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 2014年の仕事始めにあたり、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 こちらは早くも3日から、フル活動状態。 それだけ今年は燃えているのです。

 なにしろ、昨年は1月にさわかみファンド設定以来はじめて顧客資産の純流出を経験し、年間を通じて600億円を超す資金流出となってしまった。 ファンド仲間の皆様にとっては利益確定を含め、いろいろな理由があってのことで解約そのものには、ご自由にと申し上げるだけ。

 問題は、新規顧客の増加と資金流入どちらもが、まったく追いつかなかったこと。 ようやく、”これぞ、さわかみファンドの長期投資だ” といえる成果が出てきはじめたのに、世の中の評価はいまいちだった。 悔しいけど、われわれの力不足である。

 思い起こすに、2000年から04年までの株価低迷時を断固たる応援買いを貫いた結果として、2007年7月には基準価額が2万円を超える果実を手にした。

 今回も、サブプライム問題やリーマンショックなどで世界的な株価暴落をみたし、日本の政治混迷で日本株市場はさらに低迷した中、2012年11月までの5年間で2800億円を超す応援買いを入れた。 その過程で基準価額も大きく下がってしまったが、この1年でいよいよ挽回の局面だぞという雰囲気になってきた。

 世の多くの運用とは違って、どんなに投資環境が逆風だろうと、われわれは生活者に大事な企業をとことん応援する長期投資を貫いている。 同じように運用成績が上がってきても、その中身はずっと濃いし重みも違う。

 そんな本物の長期投資ファンドに対する世の評価がいまいちというのは、なんとも悔しい限りである。 なぜ悔しいかって? いま12万人弱のファンド仲間と一緒に頑張っているが、その数が20万人50万人100万人に増えていけば、それだけ強力な応援買いができる。 それだけではない。

 われわれは預貯金に寝かせてある資金を経済の現場にまわしてやって、生活者にとって大事な企業を応援しつつ経済活動を活性化させ、より良い世の中をつくっていこうと訴えている。 そんな長期投資の仲間がどんどん増えることで、政治など待たずに日本をいくらでも元気にしてしまえる。

 そう、一般生活者が主体となって成熟経済を活力と潤いあるものにしていくモデルを、世界に先駆けて築いていくのだ。 そのためにも、今年は飛ばしますよ。