新年おめでとうございます。 ちょっと遅くなったけれど、今年の第一弾メッセージを今打ち込んでいます。
日本がお正月休みを楽しんでいる間に、海外市場が強い展開を見せたこともあって、日本株も大きく買われて新年相場が始まった。 どんな背景だろうと、株価が上昇してくれることは諸手を挙げて歓迎したい。
株価上昇がもたらす心理効果や資産効果は景気回復の即効薬となるから、誰も文句はないだろう。 むしろ、株価全般はもっともっと上がっていってほしいものだ。
われわれ長期投資家は株価上昇を歓迎するとともに、いずれ次々と表面化してくるであろう副作用をしっかり把握しておきたい。 副作用とは?
世界は間違いなくインフレ政策に走っている。 景気を回復させたい、金融不安を発生させたくないで、史上空前の資金供給と金融緩和に走っている。 この状態は危険だとわかっていても、それ以外にとる方法はない。
いま現時点では、いろいろな不安が前面に出ているから、デフレ傾向は認めてもインフレなどとんでもないと考える人がほとんどだろう。 だから、ここへきての株価上昇に対しても懐疑的な人が大半なのだ。
今年すぐにインフレということもないだろうが、長期金利の上昇や国債価格の値崩れは、折に触れてちょこちょこと表面化してこよう。 そのあたりも意識の片隅に置きながら、株価上昇を楽しむとしますか。
今日はやることが多すぎて、ゆっくり書けないから、ここまでとします。 少なくとも、今年は良い年にしましょう。
ブログへのコメントや質問への回答は、毎月第2第4水曜日20時より配信される生放送番組、「インベスターズTV水曜劇場」にてお答えしております。 当ブログでお答えすることはありませんので、ご注意ください。 インベスターズTV水曜劇場は http://www.investors-tv.jp でご覧になれます。
【広告】
本の紹介です。電子書籍版で、スッと読めるボリュームに抑えています。
澤上篤人の新著「長期投資家のための企業分析と実践」が発売されました。 普段「なぜ長期投資・運用が必要か」を題材にした本、またはセミナーが多い著者ですが、今回は、その実践編となる企業の分析方法などを具体的に書いています。 直接投資をされない方でも「富とは」「費用とは」を考えることができる一冊となっておりますので、ぜひご覧ください。
さわかみ投信取締役運用本部長の黒島氏の本も合せてご紹介します。ちなみに、黒島氏の本は紙媒体も用意しております。
澤上篤人「長期投資家のための企業分析と実践」
https://play.google.com/store/books/details?id=C3cfzZzBRNUC&source=gbs_api
澤上篤人「お金をまわして日本を元気にさせよう」
http://itunes.apple.com/jp/app/id475297966?ls=1&mt=8
黒島光昭「特許物語」
http://itunes.apple.com/jp/app/id459089234?ls=1&mt=8
http://scps.shop28.makeshop.jp/shopdetail/002000000001/