また1冊、書かなければ

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 どうやら、また1冊に格闘しなければならなくなってきた。 出版社からの依頼があったからというよりも、自分の中に書いてやろうという気持ちが高まってきたためだ。

 なにを書こうとしているのか? 今度は長期投資しようとか、株を買っておけとかは、最後の方でちょこっとしか顔を出さないだろう。 その代わり、日本経済は成長し損なっている、国全体ではえらい損をしている、そこに気付こうといった趣旨の本だ。

 構想は前から出来ていた。 というか、ずっとカンカンに頭にきていた。 日本の政治は、どうしてこうも経済の活力を削ぐことばかりやっているのだろう、経済を分かっているのかよと、イライラし通しである。

 政治家の多くは利権を追い求め、既得権の擁護で票を集めるために、税金を欲しいままにしているが、それも経済に余裕があってのこと。 そんなことも分からず、予算のばら撒きしか念頭にないなんて、経済を一体どう考えているのだろう。 後は知らんよでは、無責任に過ぎる。

 日本経済のジリ貧が続き、国の借金が天文学的な金額になってきている。 このままいくと、本当に大変なことになる。 そこまでずるずる行って大騒ぎするのか、早めに手を打っておくのかでは、読者の皆さんも含め一人ひとりが天と地の差となる。

 よくある恐怖感をあおる類の本ではない。 国民一人ひとり、こんなにも損をしているんだよ、これ以上は不合理な政策に付き合っておれないよを、いろいろな角度から訴えることになる。

 結論は、国とかに頼らず自助の精神を高め、先ずは経済的な自立を目指そうということになる。 そこのところで、ようやく長期投資が出てくるが、株とか投信を超えてもっと広い意味での長期投資だ。

 要は、自分のお金を自分の意思と夢に向けて、どんどんまわしてやるのだ。 それで、経済はいくらでも活性化する。 どうせなる、われわれ生活者が自分達の将来のために、自分達のお金をまわしてやろうではないか。

 政治家に訳の分からぬお金の使い方をされるのは、もういい加減にしてもらおう。 日本の将来は、われわれ一人ひとりが責任を持とう。 そんな本になるはず。 なんとか、9月中には書き上げたい。 

 明日夜8時は、インベスターズTVの生放送です。 お楽しみに。 http://www.investors-tv.jp/

 

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 本の紹介です。電子書籍版で、スッと読めるボリュームに抑えています。 さわかみ投信現社長の黒島の本も合せてご紹介します。ちなみに、黒島の本は紙媒体も用意しております。

 澤上篤人「お金をまわして日本を元気にさせよう」
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 黒島光昭「特許物語」
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