さわかみグループ会社のひとつであるさわかみ投信の経営研修で、昨晩の担当者が貯蓄から投信へというテーマで議論をリードした。 ああだこうだと議論し合っているうちに、貯蓄から投信へという言葉がやたらと馴染んできた。
一般的な貯蓄から投資へだと、これまで預貯金に任せ切だった人が、突如として投資の勉強をしなければならなくなる。 これはちょっとハードルが高い。 それでなくても、投資にはリスクリターンの大原則があるなんてことを、どこかで聞いている。
投資を始める前から、リスクという意識が染み込んでしまっている。 そんな恐ろしいことをやらかすぐらいなら、利子が低くても元本安全な預貯金でいい、そう考えるのは人情だろう。 だから、貯蓄から投資がなかなか進まない。
ところが、貯蓄から投信へだったら、初めての人たちにも敷居がぐっと低くなる。 自分で投資するのではなく投信を購入するのだったら、専門家が運用してくれるから任せっ放しでいい。 感覚的には、預貯金に預けるのとほとんど変わらない。
一つだけ注意するのは、信頼し安心して長期の財産づくりが出来るような投信を選ぶことだ。 日本には3800本前後の公募投信があって、それらの平均寿命が3年程といわれている。 3年前後の運用しか出来ないような投信では、長期の財産づくりどころではない。
やはり、われわれのような直販投信グループが、もっともっと存在感を高めていく必要があろう。 しっかりとした哲学と運用の方向性をもって、ていねいに運用していれば成績は後からついてくる。 それを実績でもって世の中に示していくことが先決であり、そこにこそわれわれの挑戦がある。
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