昨日の米国市場は500ドル以上の急落となった。
米国の経済指標回復が思わしくないところへ、
世界景気にもブレーキがかかってきたとかで、売りが集中したもの。
まあ、大慌てすることもないだろう。
こういうのは、夏枯れ相場の典型的なパターンである。
例年いまごろは夏休みシーズン真っ盛りで、株式市場参加者は激減する。
その上、多くの投資家は夏季休暇に入る前に投資ポジションを引き下げておこうとするから、
売りは出やすい状態にある。
一方、買いエネルギーは大幅に下がっている。
そんなところへ、ちょっとした売りが出るとマーケットは過剰に反応してしまう。
背景はともあれ、株価が大幅に下げたという現象だけが、
メディアを通して世界中に報道されると、通常よりは少なくなっている市場参加者は浮き足立ってしまう。
それが、市場の不安心理をさらに煽ってくれるといった展開となる。
さて、今年はどの程度の夏枯れで収束するのかな。
棒下げは今日で終わるかもしれないし、もう少し下げるのかもしれない。
はっきりしているのは、安いところでは狙っている銘柄をしっかり買っておくことだ。
せっかくの買い場を提供してもらっているのだから、長期投資家にとっては夏休みどころではない。
■■■広告■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
さわかみ投信の新社長である黒島光昭が本を出した。
社長就任以前より書き始めていたとのことだが、齟齬はなく内容も面白い。
http://scps.shop28.makeshop.jp/shopdetail/002000000001/
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■