週末の下草刈りはちょうど梅雨明けと重なったので、最高の天気に恵まれた。
山の急斜面をへばりつくようにして雑草を刈っていくわけだが、
斜面との距離が近いこともあって照り返しの強烈なこと。
よくもまあ日射病にもならず、みな頑張った。
3年前に(4年ではなかった、ゴメン)植林した木々は大きく伸びているものもあれば、
ほとんど伸びていないものもあった。
伸びていない木々には、鹿など動物に若芽や樹皮を食われてしまった可哀そうな連中もいる。
あるいは、すさまじい勢いの雑草に覆いかぶされて陽の光を受け切れていないものもある。
はやいとこ伸びてくれよなと、思わず声をかけてやった。
すごいのは、杉やヒノキあるいは松などで自生の若芽が育ってきていることだ。
もともと杉やヒノキなどの人工林を伐採した後の山肌が顕わになっていたところだから、
若芽が自生してきてもおかしくはない。
この連中は、申し訳ないが我々が植林した木々よりも、はるかにたくましさが感じられる。
きっと雑草を押しのけて、大きく育っていくのだろう。
それにしても、雑草も雑草でたくましい。
彼らも彼らなりにいろいろ工夫して、生きていくために必死に努力していると感心させられる。
獣などを寄せ付けないよう、とげや茨で過剰なほど防御体制を敷いている。
まあ、植物の世界でも適者生存と優勝劣敗の掟は峻厳で、
誰もそこから逃れられないと覚悟して真剣に生きている。
真夏の陽の光の下、生きることの厳しさを植物達からたっぷりと感じさせてもらった。