いまは企業の中間決算の発表がピークを迎えている。
昨日は、たまたま2社さんのトップがさわかみ投信にお越しくださり、
いろいろお話をうかがわせてもらった。
さわかみ投信は長期投資一本やりなので、目先の業績数字がどうこうのはどうでも良い。
それよりも、5年10年先に向けてどのような経営方針を持っているのかを聞きたい。
企業名は伏せるけど、
2社さんとも将来に向けてしっかり技術開発されている様子がうかがわれ、
投資家としても大満足だった。
日本の経済環境は相変わらず厳しいし、世界のグローバル競争は激化の一途。
そこで勝ち残っていくには、
世界に抜きん出た技術を売り物にしていかなければならない。
その辺の話をたっぷり聞かせてもらえたわけだ。
そういった話を企業トップから直接聞けてうらやましい?
早耳情報でインサイダーの疑いはないの?
ご安心を。
どの話も、ビジネスに貢献してくるまで軽く5年以上はかかる。
それらのすべてが実るかどうか知れたものではないし、
その間にどんな新手の競争が出現するか誰にも分からない。
さらに問題なのは、
5年とか10年とか待つ間に、どれだけ相場暴落を経験することか。
われわれ長期投資家は、
上記2社のようなひたむきに技術開発を進めている企業を相場が暴落する度に、
安値をどんどん買い仕込みしていく。
早耳情報で他の投資家より有利な買いをするのとは正反対の、
皆が売り逃げに走っている修羅場を一手に引き受けようというのだ。
インサイダーで甘い汁を吸おうなんて、甘っちょろい話ではない。
それが、企業を応援するということだ。