9月10月11月と3ヶ月間、
立命館大学で金融ベンチャー育成の講義を毎週土曜日にやっている。
いつも自分が1時間ほどその日のテーマを話して、
後は学生(といっても院生や社会人だが)と質疑応答ベースで2時間ほど議論しあう。
テキストは一冊かわず、すべて自分の頭で考えさせ、
分からないところは自主的に調べる勉強方法を貫いている。
最初、学生たちは相当に面食らったようだ。
なにしろ、
ホワイトボード上にどんどん描きこまれる図式や、
フローチャート中心の講義に集中させられるのは、
次から次へと横へ広げていく発想が求められるはで、
ついてくるのが大変みたいだった。
やたらと頭をこき使わされる3時間にだいぶ慣れてきたようで、
最近は質問のピッチも上がってきた。
そして、
先週の土曜日はスペシャルゲストとして、
ライフネット生命の岩瀬副社長にお出でいただき、
3時間の講義をお願いした。
彼のハーバード大学MBA時代やら、
出口社長とのコンビで70数年ぶりの独立系生命保険会社設立の奮闘ぶりやら、
金融のみならず事業ベンチャー全般に対する熱い思いやら、実に面白かった。
こちらも学生の間に座って講義を聞かせてもらったが、ずいぶん勉強になった。
さわかみ投信もそうだが、
ライフネット生命も真にお客様重視で仕事しようと事業目的は明確そのもの。
これからの金融ビジネスはどこまで受益者のためのサービスを徹底できるかが勝負となる。
お互いに切磋琢磨して頑張っていきたいものだ。