ここは鈍感に長期投資を

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 新聞やテレビでは、

 政治や景気のもたつきに加えて領土問題も噴出してきたりと、

 おちおち投資をしておれない雰囲気をこれでもかこれでもかと流してくれる。

 めんどうなことに円高もジワリジワリと進んでおり、

 株価は下がることしか知らないような展開を続けている。

 

 まあ、こんな時は超がつくほど鈍感に構えることだ。

 株価なんてものは買う人が多くなれば上がるし、

 売りが多ければ下がるだけのこと。

 いまのような投資環境だと売りたい心理が市場に蔓延するのは仕方ない。

 それで株価全般はダラダラと下げていく。

 われわれ長期投資家は、そんな雰囲気に呑み込まれないことだ。

 

 投資はいつでも将来を買うことである。

 大事なのは、将来の価値をどう読み込むか、それに対しいつ行動するかだ。

 景気動向やら円高進行やらを株式市場は騒いでいるが、

 多くの企業はそれぞれのペースで将来利益向上の努力を重ねている。

 そのような自助意識の強い企業を厳選して投資する限りにおいて、

 何の不安があるだろうか。

 

 まして、いまのような株安局面で買うのだ。

 ちょっと長めにみれば、最高の買い仕込ができる。

 まだ下がるかもしれない?

 構わない、どうせいずれは上がってくれるのだから。

 

 そう思って買ってきたので、もう資金切れだ?

 いやあ、ウチも同じ悩みを抱えている。

 こんな買い場はないとガンガンに買ってきたので、もうお金がない。

 ここで1兆円とか2兆円あれば、

 ドカーンと買い注文を出してやるのにと歯をギリギリさせているところだ。

 まあ、ないものねだりをしても仕方ない。

 どちらにしても、既にたっぷり買ってある。

 上昇相場をのんびり待つとしようか。