日経平均株価でみると、54000円台半ばまで落ちてきた。 ほんの少し前、59000円台に乗せてマーケットは大興奮していた。
いよいよ60000円も視野に入ってきたと期待を膨らませてから、あっという間の棒下げである。
米軍とイスラエル軍がイラン各地を爆撃し、最高指導者ハメネイ氏を殺害した。 それに対し、イランは反撃に移った。
そして、ペルシア湾からインド洋に抜ける海運交通の要衝、ホルムズ海峡をイラン海軍は封鎖した。
これら一連の展開に沿って、株価全般は大きな下げを繰り返してきた。 アジア株や欧州株なども同様に下げている。
ただ、米国株は大きく下げては、かなり戻すといった、しぶとさを見せている。
この先は、イラン情勢次第といったところだが、そういった外部要因は横へおいて、マーケット展開の可能性を考えてみよう。
こういった大きな下げを繰り返していて、さほど戻さないといった展開が続くと、どこかでマーケットの地合いは一変する。
それまでの、バブル強気は影を潜めていき、代わって先行きに対する懐疑がマーケットを覆いはじめる。
それと並行して、これまで買って買いまくってきた投資残高が、だんだんと重くなってくる。
一部の投資家は売りに入るが、機関投資家など多くは高値覚えの様子見を構える。
高値覚え? そう、こんなに下がったところで売るのは惜しい。 どこかで戻ったところで売ろうなんて考えて、売り判断はできない。
そういった状況下で、しばらく前から報じられていたプライベートクレジットの解約などが大きく取り上げられると、状況は急変する。
ここまで結構しぶとく買い戻しが入っていた米国株市場ではあるが、今度は一斉の売りに曝される。
米国株が大きく崩れると、日本はじめ世界の株価もいよいよ本格的な下げ相場に入っていく。
もうそこからは、手のつけられない暴落相場となって、世界のマーケットは大混乱に陥る。
売り急ぎや投げ売りが殺到する一方、買いなんて全く入ってこない。 株価はどんどん崩れていく。
同時並行して、債券市場など金融マーケット全般も売り一色となっていく。
売り逃げと価格急落で収拾のつかない金融マーケットに直面し、投資家や市場関係者は国や中央銀行に対策を求めるだろう。
しかし、今度くるマーケット暴落では、国も中央銀行もリーマンショックの時のような空前の資金供給などはできない。
そのあたりは、いずれ詳しく書くとして、われわれ本格派の長期投資家からすると、いよいよバブルマーケットが崩れ出したなだ。
