昨年の12月、視覚や聴覚に障害を抱える子供たちが、プロの演奏会で堂々とベートーヴェンの第9を歌った。
それ、つまりホワイトハンドコーラスを主導したのが、エルシステマという社団法人である。
日本では、ホワイトハンドコーラスという音楽活動は、ほとんどなじみがない。
ところが、海外では社会にしっかりと根付いていて、活発な活動を繰り広げている。
もともと南米のベネズエラでは、国全体では貧困に喘いでいるが、子どもたちの情操教育に音楽を重視してきた。
ずっと長い間、いろいろな楽器を与えてきたこともあって、ベネズエラの音楽レベルは驚くほど高い。
世界的に有名な演奏家や指揮者を続々と輩出するまでになっている。
そんな音楽土壌から生まれたのが、ホワイトハンドコーラスである。
それを日本でも広めようと、それこそ獅子奮迅の活躍をしているのが、ソプラノ歌手コロンえりかさん。
彼女は、駐日ベネズエラ大使夫人という肩書もあるが、ホワイトハンドコーラス活動に全力を挙げている。
さわかみグループとしても、なにかお手伝いさせてもらえないかということで、広範囲でお付き合いしてきた。
そのひとつとして、さわかみ財団によるドキュメンタリー映画の制作とDVD化である。
その試写会の案内は、下記のとおりです。
この度、ドキュメンタリー映画「ホワイトハンドコーラスNIPPON Freude! よろこびのうた」が完成しました。
つきましては下記の日程で初の有料上映会をする運びとなりました。
お誘い合わせの上、ぜひご来場ください。
【日時】 3月30日(木) 18:30開場 19:00開映
【会場】 としま区民センター 多目的ホール
(池袋駅から徒歩7分、半蔵門オフィスからは35分で着きます)
【チケット購入】前売チケットをこちらからご購入ください。
https://freude-thewhitehandschorus.peatix.com/
この映画は、視覚や聴覚に障がいを抱える子どもたちを含む多様なメンバーが参加する合唱団「ホワイトハンドコーラスNIPPON」の活動を取材したドキュメンタリーです。
ホワイトハンドコーラスでは、合唱にあわせて、聴覚障がいの子どもたちが、白い手袋をして「日本手話」をベースに自分たちで作りあげた「手歌」で歌います。
ホワイトハンドコーラスNIPPONの子どもたちが、ベートーヴェン交響曲第九番「歓喜の歌」を、古楽界屈指のオーケストラ バッハ・コレギウム・ジャパンのコンサートで共演するまでの様子を、2021年9月から12月の3カ月に渡り取材しました。
その場の感動をオーケストラや合唱と一緒に作り上げる姿は必見です。
以上、是非ご覧ください。