したたかな大阪のおばちゃんたち

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最近は、生協のセミナーにはまっている。 みなさん主婦目線で真剣だし、なによりも質問がどんどん出る。

昨日は大阪だった。 大阪の乗りと、したたかさが質問ににじみ出てくる。 2時間なんてあっという間で、まったく足らない。

したたかさ? そう、「とにかく自分が納得しなければ」でくるから、質問もストレートだし多種多様。

長期投資は、生活者にとってなくてはならない企業を、とことん応援していくんだ。

応援するという以上は、皆が売っている時に買い、皆が買ってきたら売って利益確定していくのだ。

そんな程度の説明では、「きれいごとをいっている」と参加者の皆さんの顔にみえみえ。

なんで、これこれの会社を応援したいと思うのか、応援するっていうが本気でやれるのか?

そこらあたりのところが腹落ちしないと、「きれいごと」に聞こえて、すぐさまつまらなそうな顔つきとなる。

皆が売っている時に買う? 相場なんて上がったり下がったりするじゃない、下がった時に機械的に買うのか?

違う、こんないい会社を、皆が情け容赦なく売っている、「よっしゃ、ここは応援したろ」という気持ちになる時だ。

そのくらい、情に触れなければ、納得とはいかない。 つまり、セミナー全般を具体的に具体的にしていかないと、皆さん乗ってこない。

これって、まさしく長期投資の世界である。 われわれは無機質に生きているわけではない。

思いや感情が、瞬間瞬間にあふれている。 そして心優しとか、ありがとうといった言葉の往きかいを大事にする。

長期投資するにあたっては、感情まる出しで一向に構わない。 そのくらい感情を込められないと、暴落相場をそうそう買えるものではない。

大阪のおばちゃんたちの、「ここは、女一匹、なにがなんでも応援したるで」が、一番ぴったりくる。

カッコ好いし、なんとも頼もしい。 いやはや、こちらも気分がどんどん高まっていく。

帰りの新幹線で、ビールの染み渡ったこと、ゴキゲンでしたな。