今夜、連休明けに日経ヴェリタス誌の紙面を飾るべく、投資はじめての女性5名と座談会をする。
きっと、おもしろくなるだろう。 若い女性たちがどんな質問をぶつけてくるか、いまから楽しみである。
これは、昨年の9月からヴェリタス誌に月1回のペースで書いている、「人生100年こわくないーーオレについてこい」の特別版。
「オレについてこい」でも、ずっと主張しているのが、「長期投資って簡単だよ」である。
一般的な投資では、「儲けよう」「売却益を稼ごう」「うまく値ざやを抜こう」で眼をぎらつかせながら、マーケットに飛び込んでいく。
これは難しい。 だから、どの投資家もさんざん苦労し、その挙げ句に「投資はリスクが多い」と嘆くばかりとなる。
難しいのは当たり前である。 世の中に、パッパと儲かる話など、あるわけがない。 だから、皆まじめに働くわけだ。
それが、投資といった瞬間に「儲けてやろう」「一攫千金を狙うぞ」と、欲まる出し人間に変身する。
やっかいなことに、そういった欲まる出し人間たちが星の数ほど集まるのが、マーケットである。
欲望のるつぼともいえるマーケットで、どうして自分だけがスイースイーッと儲けられようか。
その点、長期投資は楽である。 マーケットとは、つかず離れずで、一般投資家のようにどっぷり浸かることはない。
さらには、値ざやを抜こうとか、儲けよう儲けようで、株価を追いかけて眼をぎらつかすこともない。
やることといったら、将来的に価値が高まるであろう企業を見つけ出し、継続的に観察し続けること。
その上で、そういった企業がマーケットで大きく売られたら、応援買いに入る。
もう、それで立派に長期投資のスタートが切れる。 後は、株価が大きく跳ね上がってくるのを、のんびりと待つだけだ。
こんなことを、いろいろな角度から若い女性たちに語ろうと思う。 さあ、どんな反応となるだろうか。