1週間後、正確には14日の日曜日に、徳島で300名の大セミナーがある。 その講師として招かれて行ってくる。
このセミナーを企画し、300名を集めるぞと張り切っているのが、徳島の仲間たち。
彼らが、「長期投資はじめてみよう会」というのを組織して、これまで投資なんてしたことがない若い人たちに声をかけてくれている。
その呼びかけも、「長期投資は、ええよ!」といった軽いタッチ。 小難しい話は一切なしだ。
実際、われわれの提唱している本格的な長期投資は、「企業を応援する気持ち」だけあればいい。 それで十分。
難しい投資の勉強とか、売買のテクニック、経済の知識など、どれも無用というかさして重要ではない。
なぜなら、「この企業を応援しよう」という熱い気持ちさえあれば、皆が売りに走る暴落相場で応援買いに行ける。
株価暴落で多くの投資家が真っ青になっているところを、平気な顔して買いに行くのだ。
否、「日頃からお世話になっている企業だ、こういう時ほど応援しなくては」という熱い気持ちを前面に出して、敢然と買いに行く。
もうそれだけで、投資で最も重要な「安く買っておく」が、自然にできてしまう。 売買のテクニックなどを磨く必要もない。
後は、経済情勢や投資環境が良くなってくるのを、のんびり待つだけだ。 株価はいつも景気や企業業績に先行する。
株価が上昇に転じたのを見て、多くの投資家が買い群がって来るから、株価の上昇ピッチはどんどん上がっていく。
つまり、にわか応援団が次から次へと登場してくることになる。 すこし前までは、情け容赦なく売りまくっていた投資家達が、いまや眼の色を変えて買ってくる。
そうなってきたら、「これだけ、にわか応援団が出てきたのだ。 しばらく応援を彼らに任そうか」で、われわれは少しずつ売り上がっていく。
安く買っておいた株式を、皆が買いまくってきた高値で売れば、申し訳ないような投資リターンを手にできる。
長期投資なんて、この繰り返しである。 別に投資の勉強などしなくても、立派に投資収益を確保できる。
経済の知識? 人々の生活と、それを支える企業活動とが、紙の表裏となっている、それが経済である。
したがって、自分も含め多くの人々の消費行動と、それに対応しようとする企業のビジネスを観察しておけば、もう十分なる経済の知識である。
そうなのよ、マーケットで儲けてやろうとしたら、投資の勉強や売買テクニック、経済の知識とかが問われてくる。
しかし、われわれのように企業を熱く応援しようとするなら、マーケットとは「つかず、離れず」で行くだけのこと。
そして大きく売られたら応援買いにいくし、皆が買い群がってきて高くなったら売り上がっていって投資収益を確保する。
実に簡単で、再現性の高い財産づくりだと思わないか? その話を、来週は徳島の皆さんに、熱く語るのだ。
全国各地の皆さんも、「長期投資はじめよう会」をやってみませんか? いくらでも、お手伝いします。
それでもって、これまで投資に縁のなかった若い人たちに、10年20年後ありがとうと喜んでもらいましょう。