アスリート社員

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さわかみグループでは、10年ほど前からアスリート社員や契約社員を採用している。

トップバッターは有名な元Jリーガーで、現役の頃からアスリートのセカンドキャリア教育に高い関心を持っていた男。

スポーツマンとして、思う存分に自分の夢を追いかけていい。 しかし、現役引退後の生活のことも考えておきたい。

そこへ、おもしろいアイデアが思い浮かんだ。 現役の間から少しずつというか、できるだけ多くまともな投信を買っておきことだ。

そう考えて、彼はさわかみ投信を見つけた。 さわかみファンドなら、アスリートたちが信頼し安心して財産づくりを託せる。

現役の間は、思い切りフィールドで暴れるが、その間も購入している投信はせっせと資産形成を手伝ってくれる。

引退後は、積み上がった投信の資産をベースにして、田舎でスポーツクラブをつくり子供たちの指導に励んでもいい。

ある程度まとまったお金があれば、引退後の生活にも余裕が生まれる。 その準備を現役の間から、投信購入で進めておくのだ。

それ以来、彼はずっとアスリートたちに投信購入による資産形成を語り続けてきた。

彼自身、サッカーのために生まれてきたような男、いまも監督としてチームを率いつつ、さわかみ一般財団のアドバイザーを務めてくれている。

次は、ライフセイバーだ。 小さい頃から泳ぎや海が好きで、そのまま海辺での人命救助を天職としている。

そういった彼ら彼女らの間で、海辺でのスポーツが盛んになっていった。 一般的にはマイナースポーツといわれる分野だ。

4年前に一人、さわかみグループに入ってきた。 明るいし、活動的で実に面白い男。

入って数か月後には、早くも友達つれてこいよ、お前のような馬力のある人間が欲しいんだと告げた。

しばらくして入社したのが、また面白い男。 よく仕事をするし、週末はライフセイビングと活動的この上もない。

ふと気がついたら、グループ全体で6名のライフセイバーたちが、いろんな現場で活躍してくれている。

今年からは、オリンピックを目指すアスリートが3名入ってきた。 彼らは東京、そしてパリを狙って練習に励んでいる。

条件は、さわかみグループの社員として練習のない日は、来れない日の分までまとめて猛烈に仕事すること。

よくある、スポーツ選手を広告宣伝用に採用するのとは違う。 その場合、多くは現役引退後に会社を離れてしまう。

ウチのグループでは、社員として採用し好きなだけスポーツに挑戦してもらう。

しかし、引退後そのまま仕事にのめり込めるよう、会社に来れる日はどんどん仕事を覚えてもらう。

決して、彼ら彼女らを宣伝広告用につかおうとしての採用ではない。 あくまでも、正式に社員だ。

もともと体力や精神力、努力や持久力は人一倍の連中だ。 徹底的に仕事で鍛えてやれば、とんでもない戦力となるのは間違いない。

最近、あちこちで聞く柔でヘナチョコな人間たちより、はるかに鍛えがいがある。

あと10~20人ほど、アスリート社員を採用して、将来の戦力として育てていきたいと思っている。