1999年8月24日に設定された、さわかみファンドは間もなく20周年を迎えるが、その準備が着々と進んでいる。
なにをやるかは、これから随時発表となるから、どうぞお楽しみにしてください。
いま自分の方でやっているのは、この20年間を振り返って、1年めは何があった、2年めはという具合に各年のエピソードを書いている。
そのために、過去の月中・月次報告書や毎回のレポートを読み返したり、ポートフォリオをチェックしている。
実に、すばらしい! われながら感心する。 いや、感動するといった方が良いのかもしれない。
日本では初めての本格的な長期保有型の投信を、市井に生きる人々にお届けるのだという気概と情熱。
それも、やはり日本に存在しなかった本物の長期投資でもってやってやるぞといった強い意思。
そういった熱いものが、月2回の報告書にほとばしり出ている。 高揚感にあふれている。
過去を振り返ってニャニャどころではない。 思わず真剣に読み入ってしまう。
また、なんとも嬉しいことに、日本各地からお客様が押し寄せるように集まって来てくれている。
営業も広告も一切しない、自分たちが直接お客様にお届けする直販の投信ビジネスをやってやるのだ。
でないと、純度の高い長期投資運用などできやしない。 そういった青臭い思いが、お客様の間でどんどん伝わっているではないか。
こんなの、投信業界のみならず、日本の金融ビジネスでは常識外れもいいところ。
常識外れというよりも、自分とこの儲けしか考えない日本の金融業界が、そもそもおかしいのだ。
既存のものがおかしいのなら、まったく新しく「まともなもの」をつくってやろうではないか。
そういった、さわかみファンドの方向性に多くの人々が同調してくれている、大いに期待してくれているのだ。
直販だから、お客様の同調や期待がビンビンと伝わってくる。 当然のことながら、社内は燃えに燃え上がる。
こういった、とんでもない盛り上がりを、もっともっと広げていきたい。 その流れで、日本を明るく楽しくしていきたいと強く思う。