日経ヴェリタス誌(毎週日曜日発行)で、9月から月初に表記のページを担当することになった。
若い女性たちをターゲットにして、「長期投資ってこんなにも楽で、すごいんだよ。 あなたも、やってみたら」を、1年間ずっと言い続けてあげようという企画。
メディア内では、若い女性の間で投資マインドが高まっているのではという仮説があり、それを実証実験してみようという考えがベースとなっている。
スタートを飾る9月号には、「ゆったり長期投資、一緒にやろうぜ」を表題にして、以下のような小見出しをつけた。
ー これだけで、財産づくりはもう十分
ー わからないものには、手を出さない
ー 預貯金は財産づくりの敵だよ
ー 「貯蓄から投資へ」は最終章に
できるだけ判りやすく、また実際にやってみようという気になってもらえるよう、すごく易しく長期投資を書いてみた。
もともと長期投資は簡単明快である。 運命共同体のような関係にある企業を、熱く応援していこうとするもの。
一般的な投資では、マーケットの価格変動に対して、どう行動するかが問われる。
これは難しい。 価格変動なんて、どうにでも転がっていく。 それに適切対応して、値ざやを抜いていくなんて至難の業。
だから、投資は難しいとか、リスクが大きいといわれるわけだ。 そんなものは当たり前のこと。
その点、長期投資は楽である。 それどころか、生活者にとって大事な企業を思いを込めて応援していこうなんて、女性にピッタリのテーマである。
そう、長期投資はあくまでも生活者ベースだから、いってみれば女性に向いている投資なのだ。
ていねいに作物を育てていって、その実りを期待するのだ。 これは、きわめて農耕民族的な価値観である。
一般的な投資では、マーケットの価格変動を追いかけるから、こちらは狩猟民族そのものである。
このあたりを、ゆっくりと書いていこうと思う。