歴史の一局面にいる

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第2次世界大戦後から今日まで世界が進めてきたのが、自由貿易の拡大や相互主義による経済発展の模索である。

それを全否定するかのように、関税マンを自認するトランプ政権は矢継ぎ早に関税引き上げを各国に通達している。

当然のことながら、どの相手国も関税引き上げで対抗しようとしてくる。

その先では、世界貿易の縮小による経済停滞や物価の上昇が懸念されるが、トランプ氏はお構いなし。

彼の米国第一主義を徹底するのはいいとして、その先にどんな展望を描いているのだろう?

さらには、法による秩序や社会正義さらには、なんのための政治なのかの大義といったものには関心なしか?

根っからのビジネスマン根性で、米国というか彼の自己利益優先で突っ走っているが、一体なにがゴールなのか?

おひざ元の共和党員はじめ彼の熱狂的な支持者たちは、インフレ下の生活苦に直面しても彼についていくのか?

この先、米国社会や世界経済はどのような展開となっていくのか、方向感といったものがまったく見えてこない。

すでにマーケットなどでは、先行きの不透明感を嫌がった値動き反応を示している。

いくら米国第1主義を訴えたところで、トランプ氏にとっても株安やインフレ高進は望むところではないだろう。

こう考えてくると、この先の米国や世界、そしてイエスマンばかりを閣僚に集めたトランプ政策にも、大混乱が予想される。

一部に、トランプ氏のビジネス感覚による冷徹な政治を評価する声もあるが、大義なき政治は混乱を招くだけである。

さてさて、これからどうなっていくことか。 まさに神のみぞ知るところだが、これも歴史の一局面なんだろう。

その歴史だが、政治や社会そして経済にどんなことが起ころうと、人々の生活は続いている。

人々の生活を支える企業活動も一時として止まらない。 そこに焦点を当てて、資産防衛をしつつ堂々と生きていく。

世の中で何が起ころうと、身近なところでいつでも現金化できる資産を保有していれば、どれだけの安心感となるか。

これぞ、まさに本物のプライベートバンキング・サービスの出番である。

それを体現しているのが、さわかみファンドであり、その存在感はこれから一気に高まろう。

トランプ政治が世界を引っかき回してくれればくれるほど、さわかみファンドがいぶし銀の光を増していくことになろう。