限りなくプライベートバンキング的な投信

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さわかみファンドを設定するにあたって目指したのが、表題の投信ファンドである。

長くプライベートバンキングの仕事に携わってきて、本物の凄みにいたく感心させられた。

いろいろな人が集まっての人間社会だ、世の中なにが起こるか知れたものではない。

いつどんな時でも頼りになる資産を身近に持っていることが、どれほど安心でかつありがたいことか。

本物のプライベートバンキングに出会えて、そのサービスを受けられることは、大いなる幸せである。

ならば、市井に生きる多くの人々にとっても、そんな投信があれば、どんなにいいことだろう。

誰でもが1万円からファンドを購入できて、積み上がっていく資産は世の変化に対し頑強な強さを発揮してくれるのだ。

よし、絶対的ともいえる安心感と信頼を持てる資産づくりを、お手伝いする投信ファンドを世に提供しよう。

それが、さわかみファンドを設定し、今後もずっと大事にしていかなければならない方向性である。

巷にあふれている数多の投資商品など金融サービスとは、そもそもの出発点が違う。

その時その時の運用成績とか、社会ニーズに応えてのサービスを競い合うのもいいが、それは平常時のこと。

それらは、いざ大きな変化が経済や社会に襲いかかってきた瞬間、右往左往の混乱に叩き落される。

そんな時に、待ってましたとばかり大いに力を発揮するのが、本物のプライベートバンキングである。

通常は、さわかみファンドの運用においても、いぶし銀のような存在感を示す程度でも構わない。

ところが、大きな経済や社会の変動やマーケットの暴落が起こった瞬間、さわかみファンドは本物の輝きを放ち出す。

多くの投資商品など金融サービスは、その時々のマーケット対応に終始している。

それが故に、大きな社会変動やマーケット暴落時には、右往左往の混乱とともに顧客資産の目減り対応に追われる。

一方、さわかみファンドは落ち着いたもの。 顧客資産の目減りは軽微に収めたどころか、次の攻めに入っていける。

まさに、限りなくプライベートバンキング的な長期投資運用を心掛けてきた、さわかみファンドの真骨頂発揮である。

どうやら、真骨頂発揮の時が近づいてきたようだ。 間もなく新年を迎えるが、大いに荒れそうである。

トランプ氏の再登場で、世界経済やマーケットは予測がつかない展開となっていくのではといった観測が高まっている。

そういった展開となればなるほど、身近で頼りになる資産は、何物にも代えがたい価値となる。