来週、18日(木)から21日(日)までの4日間、奈良の法隆寺でオペラ公演をする。
国宝中の国宝である五重の塔の前で、野外オペラを繰り広げるのだ。
これは、もう間違いなく最初にして最後の、一大イベントとなる。
さわかみオペラ財団では、これまで姫路城の天守閣前や、名古屋城の本丸御殿で野外オペラを開催してきた。
その実績があるから、文化庁はじめ関係当局から許可が得られたが、通常は相当に難しい。
また、法隆寺の方もオペラ公演が、これほどまでに大掛かりなものとは想定もしていなかった。
なにしろ、イタリアから200名近く、そして日本側の舞台スタッフなどを合わすと、300名を超す。
そこへ、1000名ちょっとの観客がオペラ公演を楽しみにして来られる。
周りが、どれもこれも国宝ばかりなので、法隆寺側も主催者の我々も、恐ろしく神経をつかう。
まあ、そんなわけだから、ウチとしては来週のオペラ公演を、なんとしても無事に乗り切ることに集中している。
その神経の集中度は、将来のことなど考える状況には、とてもなれないほどだ。
なにしろ、世界に誇る日本の国宝なんだから。
ということで、法隆寺の五重の塔の前での野外オペラ、皆さんどうぞお出かけください。
まだ、チケットには余裕があり、来週のギリギリまでネットなどで購入できます。