徳島の年中行事として、8月の阿波踊りは有名だが、そこへ12月のオペラが定番となってきたようだ。
先週の土曜日、4日に開催されたオペラ「カバレリア・ルスティカーナ」は、大成功を収めた。
それまでの4回からは、格段とレベルアップした本物のオペラ公演を、徳島でやってしまったのだ。
主催しているこちらも驚くほど立派で、これならお客様にも大満足いただけると確信できるオペラ公演となった。
できるだけ多くの人に楽しんでもらおうと、チケット代は以前から4000円と超割安に設定している。
なのに、今回の公演の出来栄えは素晴らしく、4000円のチケット代をはるかに超えた満足度を味わってもらえた。
60名の地元民による合唱団「コーロインダーゴ」は1年間の特訓を経て、堂々たる歌声と舞台での演技を披露してくれた。
そこへ、今年はクラウドファンディングで集めた300万円をベースに、舞台・照明・演奏が加わった。
昨年までは簡素の舞台だったが、今年は地元の業者に依頼して、見事なまでにシチリアの田舎の教会をつくり込んだ。
そこへ照明効果が加わったから、舞台の各場面の臨場感は一気に上がった。
これまではピアノだけだった演奏に、5本の弦とオーボエが加わったことで、音楽も厚みと深みが増してオペラをより感動的にしてくれた。
昨年までとはけた違いに立派なオペラ舞台となり、5名のソリストたちも気合の入った歌と演技を繰り広げた。
1年間かけて、こんな立派なオペラ舞台をつくり上げることができたのかと、われわれの充実感も半端ではなかった。
また、準備や当日の裏方として大奮闘してくれた徳島合同証券の社員の皆さんも、初めての経験ながら来場客の満足された姿を見て、オペラ公演の一日を楽しんでもらえた。
いい展開となってきた。 地域経済活性化をお手伝いしようとする、さわかみグループは多方面からお手伝いできる。
オペラはじめ、いろいろなコンテンツを持っており、様々なアイデアも提供できる。
それでもって、地元社会や経済を元気にさせたいという熱い思いを持っている人たちと一緒に、町を盛り上げるのだ。
そういった盛り上がりをどんどん高めていって、地元が賑やかになっていけば、どんなに素敵か。
ちなみに徳島では、来年からは地元の商店に出店をだしてもらって、オペラ公演の前に市民に楽しんでもらう。
今年よりもさらに賑やかな一日となるのは間違いない。