毎週月曜日やっている一連の午前中の会議を終えて席に戻ったら、すさまじい株高ではないか。
なに、この株高はと、開いた口が塞がらない。 すごい上昇幅だし、すごい買いっぷりには、ただただ驚くばかり。
かといって、焦りとか出遅れ感は皆無である。 こんな株高に乗ろうなんて、そんな気はさらさらない。
それよりも、こんな高値を買い群がっている投資家たちが、いずれパニック売りに走るときがくる。
その時の大混乱ばかりが、次々と想定される。 カネあまりバブルという宴の後は、売り逃げ地獄が待っている。
3階4階へと昇っていって、突然はしごを外されたように急転落下していく。
ここで買っている投資家たちは、いずれもバブルの熱狂に踊っているだけのこと。
冷静な価値判断や投資の収支計算など放り投げて、株高の熱狂に飛び込んでいっているのだ。
株高だから買う。 そういった投資家たちばかり。 ひとたび株価が値下がりに転じたら、投げ売りに走るしかない。
静かに考えたら、そんなひどい修羅場は御免蒙ると、誰もが思う。
ところが、いま現在もそうだが、バブル熱気はそういった常識的な判断すら、吹き飛ばしてしまう。
そして、後になっては「なんで、あんな熱気に乗ってしまったのだろう」と、悔やむことになる。
もちろん、悔やんでも遅い。 バブルのすっ高値をつかんでしまい、売るに売れない大損に苦しむ日々が待っている。
まあ、こんなバブル熱気は「すごいなあ」と眺めるぐらいにしておこう。
間違えても、慌てて買おうなんて気を起こさぬことだ。 保有株があれば、どんどん利益確定しておこう。
われわれ長期投資家としての買い場は、暴落の後でたっぷりと堪能できるのだから。