NY株式市場の高値追いが、ちょっとやそっとでは止まらない勢いにある。
ナスダック市場はずっと新高値を更新しているが、NY株式ダウ工業30種平均株価もそのうち追いついてこよう。
コロナ危機で世界中が、タガの外れたような大量資金供給に走っている。 その資金が群がっているのだ。
これはマネーの本性であって、儲かりそうなところへは、どんどん流れ込んでいく。
本来なら、コロナ危機に陥っている世界経済の現場で、大いに働いてもらいたいところ。
しかし、いつどんな時でも、それなりの見返りを求めてやまないのが、マネーの本性である。
とりわけ金融機関や機関投資家の手にあるマネーは、運用リターンを求めて眼を皿のようにしている。
その資金が金投資や株式市場でのディーリング売買に向かっているのだ。
このバブル買いには、相場判断なんてものはない。 ましてや、世界経済のファンダメンタルズの悪さ加減など無視もいいところ。
上がっているから買う、買うから上がる、そしてさらに買う。 その循環を高回転させているだけだ。
したがって、なにかの加減で突如として暴落をはじめるまでは、ずっと買いが続きずっと高値追いを続ける。
この先、どうなるのか? ある日、突然に暴落するまでは、このまま突っ走るのだろう。 そういうしかない。
願わくは、さわかみファンドの決算を迎える8月24日までは、ずっとバブル買いしてほしい。
ファンド仲間の皆様に、少しでも高い基準価額で第21期の決算を迎えられたと、報告したいものだ。
とはいえ、このバブル高がどこまで続くかは、神のみぞ知るの世界。 いや、神様でも「そんなの知らないよ」かもしれない。
はっきりしているのは、バブルはいつかは終わるということだ。 ひとたび崩れたら、今度は売りの連鎖だ。
その想定は怠りなくしておきたいもの。