コロナウイルスの感染拡大が深刻な問題となっている。 世界全体で感染者は233万人、亡くなった方は16万人を超えた。
人々の生活基盤も、どんどん崩れていっている。 世界ではロックアウトという都市閉鎖、日本では非常事態宣言で、人の動きが厳しく制限された。
自宅待機を迫られ、店舗閉鎖や企業の操業停止が相次ぎ、経済活動があちこちで止まってしまった。
世界経済は成長どころか、マイナス予測が相次いでいる。 1930年代の世界不況以来のひどい落ち込みともいわれている。
株式市場では、3月に入ってから大きく下げた後、すこしは反発高するものの不安定な動きに終始している。
全体の状況は、こんなところだろう。 それに対し、われわれ長期投資家は、いまこそ真骨頂発揮の場と心得よう。
生活者のとって大事な企業の株を買って買いまくるのだ。 ここは、断固たる応援買いあるのみ。
たとえ、パンデミック騒ぎがまだまだ続こうと、世界経済がさらに落ち込もうと、こんな状況が永久に続くことはない。
いずれは落ち着きを取り戻す。 それとともに、経済活動は急回復に入る。 それまでの落ち込みの反動もあって、すさまじい活況となる。
その頃には、もう株価は相当に反発高してしまっているはず。 状況が落ち着いてきてから買いに入りましょうでは、とても遅い。
いまは、いずれ来る反発局面を先取りした買いに徹するのだ。 ここでの応援買いが大きく実ってくる。
心配はいらない。 生活者にとって大事で、なくなっては困ると思える企業の株式を買っておく限り、何の不安もない。
本格的な長期投資のパイオニアである、さわかみファンドも大車輪でこの下げ相場を買っている。
ずっと、金あまりバブル相場を苦々しく思ってきたから、3月からの株価暴落を待ってましただ。 大きく売られたところを、しっかりと応援買いしている。
金あまりバブルに踊ってきた企業などの株価が棒下げしようと、痛くもかゆくもない。 この先どうなっても構わない。
さわかみファンドのポートフォリオには、そういった企業の株式など初めから入っていない。
だから、最近の荒れ相場においても、保有株が大丈夫だろうかとかで慌てることなど、さらさらない。
長期投資家は、いつも生活者目線で企業を応援していくスタンスを大事にし、そこから一歩も離れないのだから当然のこと。