NY市場は2日連続で大幅の下げとなった。 2日間で1800ドルの下げとなり、バブル投資家たちもすこしは肝を冷やしたことだろう。
ただ、このまま金あまりバブルの崩壊へと直行するとは思えない。
なにしろ、米国の長期債利回りが1.30%と史上最低水準を記録するほど、債券バブルの方は超のつくほど安泰状況にあるのだから。
株価が大きく下げただけで、債券などへの投資の安心感はビクともしていない。
それどころか、リスク回避の資金が米国債などへ流れ込んでいるのだ。
ということは、そろそろ株価の小反発ないし中反発はあってもおかしくない。
その意味でも、少しずつ買い始めてもいいのだろう。 ただし、そう慌てなくともいい。
金あまりバブルは、いずれはじける。 つまり、本当の買い場が訪れるのは、まだこれからの楽しみにしておこう。
そうはいうものの、これだけ大量の資金を世界的にばら撒いてきたのだ。 そう簡単には、金あまりバブルが終焉しそうにない。
したがって、今回のように大きく下げたところは、軽いジャブの買いを入れておこう。
大きく下げては戻す展開を繰り返している間に、さすがの金あまりバブルも上値が重くなってきたのを実感しだす。
その時は、株価の暴落だけではない。 債券相場が36年ぶりの大崩れとなり、金融マーケットは収拾のつかない大混乱に直面しよう。
なにしろ36年ぶりだ、債券投資家のほとんどが債券の値下がりというものを経験していない。
売りの殺到で、収拾のつかない修羅場となり、市場金利は急騰しよう。
つれて、ゾンビ企業はじめ債務超過企業の自己破産が続出する展開となっていこう。
われわれ長期投資家にとっては、買いの手を思い切り伸ばす時だ。 企業を応援買いする絶好のチャンス到来となる。
ひとつ、気を付けないといけないのは、金融機関も相当な混乱状態に追い込まれているので、応援買いの資金を思うように引き出せるかどうかだ。
それを考えると、いまのうちから資金を早めに長期投資へまわしておいた方が賢い。
われわれ長期投資家の応援企業の株価は大きく売られても、すぐ戻ってくる。 だから、早めに買っておくのだ。
それこそ、ジャブを連発しながら、長期投資の買い仕込みを今のうちから進めていこう。
明日は喜多方出張なので、お休みです。 帰りは、金曜日の夕方で、必要とあらば帰ってから書きます。