株価の上昇が続いている。 われわれ長期投資家は、すこし前までの安いところを企業選別しながら拾ってきた。
したがって、この上昇には歓迎こそすれ、買いそびれの焦りなんてものはない。 のんびりと高みの見物である。
一方、多くの個人投資家や機関投資家にとっては、ずいぶん悩ましいろころだろう。
彼らは、ずっと米中貿易戦争などを不安視して、株価下落のリスクを恐れるあまり、ほとんど買っていない。
そのため、今回の上昇に完全に出遅れている。 さあ、彼らはここからどうするのだろう。
買っていない焦燥感から、飛びつき買いしていいものか、それが高値つかみにならないか、いろいろ思い悩む。
一般の株式投資は、いつもこんな展開となる。 相場動向をにらんで、相場にどう参加するかをもって投資とすると、必ずこうなる。
相場動向なんて、誰にもわからない。 それを見守りながら、買うか売るかを考えようとすると、どうしても相場を後追いすることになる。
つまり、高くなってきてから慌てて買い出動する。 よほどの大相場となっていってくれるなら、それでも間に合う。
しかし、多くの場合は、慌てて買ったすぐ後ろから相場は下げに転じてしまい、高値買いとなってしまう。
さあ、今回はどうなっていくのだろう? 毎度のことながら、ご苦労さんなことだと彼らを眺めてしまう。
そろそろ、相場追いかけ型のディーリング投資から脱皮して、まともな投資を指向してくれてもいいのだね。
われわれ長期投資家? もう十分に買ってある。 どんどん上がっていってくれるのは、ひたすら歓迎。
ここで慌てて買おうなんて焦りなんてものはない。 もし、どこかで下がったら、その時の加減で買いを考えてもいい。
このマイペース、まさに長期投資家の真骨頂である。 というか、これが投資というものである。
上手い具合に、今夜から「ハワイでイタリアオペラを楽しもう」で、ハワイの人々との親睦を高めに出かける。
帰国は12日の夜だから、次の長期投資家日記は13日となります。
その間に、投資環境はどうなっているか、帰ってからのお楽しみだ。