長期保有型投信の基準価額

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さわかみファンドの基準価額が急ピッチで上昇してきている。 それに伴って、ファンドの解約も急増。

資金がお入用なお客様なら、どうぞどうぞ必要なだけ現金化してくださいだ。 入用な時にはいくらでも引き出せるのが、オープン投信の良いところ。

一方、相場観で解約される方がいるとしたら、ひとこと付け加えておきたい。

本格的な長期投資は、いつも相場につかず離れずのスタンスを守り、大きく売られたらすかさず買いに行く。

株価が大きく噴いてきたら、安く買っておいた保有株を薄く薄く売り上がっていって、利益確定する。

この作業を運用サイドは、きっちりとやってくれている。 それを信じ安心して、お客様はさわかみファンド丸にゆったりと乗っていていただくだけでいい。

御自分も相場観を働かせて、ファンドを売ったり買ったりは、どうぞお好きにしてくださいだが、あまりお勧めしない。

理由は、しゃかりきになって相場を読んで売り買いしているうちに、どこかで相場に振り落とされることになりかねないからだ。

さわかみファンドの大きな資金を運用するのは、大軍を動かすのと同じ。

前線での戦況に応じて、兵力の投入を考えるが、常に武器弾薬の補給や輜重などあらゆる配慮を怠らない。

したがって、日々の相場動向に対し戦力のほんの一部を投入するだけであり、次の瞬間にどんな展開となっても対応できる。

その点、お客様が相場動向を読んで売り買いされるのは、単発勝負になりかねない。

当たればいいが、もし外れたら次の手を打てなくなる恐れが多分にある。 ファンド運用のように、いくらでも手を打てるのとは大違い。

ちなみに、この上昇相場は金あまりと出遅れ感とが相乗効果をもたらしているので、意外な高値まで行ってしまうこともあり得る。

しかし、バブっている側面も否定できず、どこかでドスーンと下げることも考えておいた方がいい。

その意味で、相場を読んでの単発勝負よりも、大軍を動かすファンド運用の方が安定度はずっと高い。

まあ、皆さん、ファンドマネジャーである草刈の手腕を信じ、ゆったりとさわかみファンド丸に乗っていてください。

次の10年ぐらいの間には、株式市場のみならず金融マーケットは大揺れし、暴落もV字型の上昇もありの派手な展開となろう。

さわかみファンド丸に乗っているのが、どれだけ安心か、たっぷりと実感して貰えよう。