もう9月も終わり。 今日は月次報告書をファンド仲間にお届けする日。 朝から気合が入ってくる。
この7月から、報告書の封入作業をネットTVで生放送するようになった。 19時から20時までの1時間番組。
基準価額が出る17時半ぐらいから、社員が総出で月次報告書の印刷から三つ折り、封入そして〆の作業を分担する。
その風景をバックに映しながら、社長が中心となって会長とCIO草刈のコメントを引っ張り出す1時間。
生放送だから、自分と草刈が好きに話すのを、コーディネーターの社長が臨機応変に対応し、全体を組み立てていく流れ。
すでに番組をご覧いただいた方々からは、「おもしろい」「楽しい」といったコメントが多く寄せられている。
全体で1時間だから、実際に喋るのはかなり抑え気味にしないといけない。 とはいえ、話したいことは山ほどある。
さあ、今日はどんなこと喋ろうかな。 社長がどう振ってくるかも、ある程度は想定しながら話題を整理しておこう。
そうそう、番組制作サイドの準備が整い次第、ファンド仲間からの質問を受けての応答もはじまる。
こちらは、どんな質問が飛び込んでくるか予想もつかないので、これまた面白いことになるだろう。
長期投資を腹に落とし込もうとしている方だったら、相当ていねいにお応えする。
一方、頭でっかちの理論派には、「そんなの、つまらないよ。 止めときな」で、バッサリと切り捨てる。
それでも食いついてきたら、「じゃあ、暴落相場をニャリと買いに行けますか? われわれ長期投資家は、ゴキゲンで買いに行きますよ」と、ダメを押す。
そういった臨場感にあふれた生放送になったら、すごい人気番組になるだろうね。
そんな番組、日本はもちろん世界にも例がない。 そもそも、月次報告書をその日のうちに、社員総出で発送しているなんて、どこにもない。
それを、ネットTVで生放送するのだ。 これも、さわかみ投信が切り開いていっている、新しい文化である。