さわかみ投信の職場精神の一つに、「時の審判に耐えられる仕事をしよう」がある。
どんな格好をつけていても、どんなにその時は正しそうに取り繕っていても、時間の経過でボロが表面化する。
あるいは一時の価値はあったとしても、長い時間の経過には耐えられないものも多々ある。
時の経過という審判が、あらゆるものを白日の下にさらしてくれる。 これには、誰も逆らえない。 やはり本物は本物である。
時間の経過とともに、その価値への認識が高まり、輝きがどんどん増していくような仕事ぶりを、とことん追求していきたい。
もっとも、世の中には当初こそ立派だったたが、時間の経過とともに堕落していっているものが実に多い。
そうならないためにも、時の審判を常に意識して、身を正す姿勢を一時も崩さないよう心掛けることが大事である。
また、長い時間の間には、いろいろな変化が起こる。 それを理由に、できませんでしたというのも、やはりおかしい。
いろいろな変化をも読み込んだうえで、あるいはそのリスクをはじめから排除しておくのも、時の審判に耐えら得る仕事ぶりなのだから。
さわかみファンドは、長期の財産づくりをお手伝いするといっている以上、その実績と成果は常に世の評価にさらされる。
その意識と覚悟が、われわれの本気度を世に問うことになる。 われわれは、それを既に19年もやり通してきた。。
そのあたり、世の人々が認識しだしてくれると、日本の長期投資文化も一気に広がることになる。