日本では、なかなか投資文化が根付かないと昔からいわれ続けている。
よく、日本人はリスクを嫌うといわれるが、そうとも言い切れない。 投資に無知であるように、リスクに対しても無知をさらけ出している。
たとえば、為替の FX 取引やビットコインなどの際物に、世界で一番それもダントツにのめり込んでいるのが日本人である。
よくもまあ、そんなリスクに飛び込んでいくものだと、あきれ返るばかりである。
投資文化が根付かない最大の理由は、投資での成功者がまわりにいないことだ。
一時は投資で大儲けしたとかいう人は、そこそこいる。 しかし、時間が経ってみると損してしまったりの人達が大半だろう。
まわりが投資は難しいと嘆く人たちばかりでは、投資文化など根付くはずもない。
残念ながら、再現性の高い投資でもって財産を殖やしていき、豊かで余裕ある生活を送っている人となると、日本にはほとんどいない。
その点、さわかみファンドの周りでだが、ファイナンシャルインデペンデンスを達成した人たちが続々と生まれてきている。
このぐらい金融資産があったら安心できるといった財産づくりの目標ラインを越えて、保有しているさわかみファンドの評価額が高まってきたと喜んでもらっている人たちが増えているのだ。
そういった人たちを身近で、ごく当たり前になってくると早い。 さすがの日本人も貯蓄信仰を捨てて、長期投資に流れ込んでこよう。
さわかみファンドの18年半の実績を見れば、その安定度からも実益からも、預貯金など遠く及ばないと誰もが認めよう。
ということは、そろそろ日本でも本格的な長期投資に対する認識が爆発的に高まってもいはず。
現在、12万人ほどのファンド仲間で留まっているが、どこかで20万人、50万人、100万人へと、爆発的に拡大してもおかしくはない。