自然エネルギーによる地域再生。 これからの時代の「豊かさ」を巡る物語。
それは、もう始まっている。 しなやかに生きるために。 それを、おだやかな革命という。
この2月から、「おだやかな革命」という映画が、全国で順次公開されている。
福島、岐阜、岡山、秋田で自然エネルギーを人々が集まり、協働するシンボルとしての動きが静かに広がっている。
その姿を、ドキュメンタリーというよりもドラマのような映画に仕立てたのが、「おだやかな革命」である。
この週末にでも観ていただきたいと思う。 じんわりと、温かさが心に浸み込んでくる。
映画に出てくる主人公の一人、佐藤彌右衛門さんは、きれいな水で有名な喜多方市の酒蔵の当主。
佐藤さんとは、以前から自然エネルギーの普及がらみでご一緒していたが、福島の原発事故で即座に会津電力を立ち上げられた。
まさに、地元思いの行動力の人である。 その佐藤さんの酒蔵で、オペラコンサートをやることになった。
5月26日(土)の午後5時から、喜多方市内にある大和川酒造にて、さわかみオペラ財団が主催。
全国各地で、地元の人々に本場のオペラを楽しんでもらおうではないかとする、うちの文化活動の一環。
喜多方では、歌手4名とピアノにコントラバスの演奏で、たっぷりとオペラの世界に浸ってもらう。
その後は、同じ酒蔵でお酒と軽食の懇親会。 もちろん、歌手たちも合流するから、すごく盛り上がる。
東京からも喜多方ツアーとして、30~40名ほどが参加するだろうから、地元経済にも少しは貢献できる。
ともあれ、酒蔵は230名超の観客で埋め尽くされて、大いに賑わうことになろう。
こういった文化の盛り上がりで地域経済を活性化していくのも、おだやかな革命のひとつである。