昨日は新国立劇場で、105歳で天に召された日野原先生を追悼する、先生の思い出を語る会とコンサートが開かれた。
2000席のオペラパレスがほぼ満員というほど多くの人々が、故日野原先生を親しみ偲んで2時間半の時間を一緒した。
ナビゲーターの輪嶋さんが幾度も口にした、先生最後の著書「生きていくあなたへ -- 105歳どうしても遺したかった言葉」の出版記念パーティーが、その後行われた。
ずいぶん多くの著書を出されている日野原先生だが、出版記念パーティーは一度もやられたことがないとのことだった。
パーティーはともかく、この新著はできるだけ多くの方々に読んでもらえればと、強くお勧めしたい。 1冊1000円の定価だが、その価値は10倍100倍ある。
死を目前に紡がれた、生涯現役を全うされた日野原先生の最後の渾身メッセージ。 どんな苦しみの中にいても、生きることは喜びに満ちている、、、。
こうやって言葉で表現するよりも、先ずは読んでもらいたい。 あちこちで、皆さん一人ひとりの心にずっしりと響いてくる記述に出会えるはず。
キリスト者としてと先生は随所で仰っておられるが、特定の宗教にとらわれる感じはしない。 それよりも、ありがたいと思う感謝の気持ちがどれほど大切か。
本書は、もう既に25万部も売れているという。 もっともっと多くの人々に読まれていい、そう強く思う。