ちょっと贅沢、それが大きな贅沢に

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 昨日から9月の奈良平城京オペラ公演2本、東京でのヴィバルディ特別コンサート、そしてサントリーホールでのガラコンサートと、4本のチケット販売を開始した。

 システムに不具合があったので、電話対応で急場しのぎせざるを得なくなったが、朝から電話が鳴りっぱなしだった。

 販売開始の初日で100席ほどが埋まった。 4公演で7,560席の準備をしているが、そのうち、1.3%にあたる席が早々と決まったわけだ。

 今日の午後からチケット購入システムが稼働するので、席はどんどん埋まっていきそう。 システムの良いところは、座席の図を見ながら空いているかどうか確認し、そこから好きな席を購入できるところにある。

 まだ一日だけの感触に過ぎないが、9月の公演を楽しみにしていた方々が、チケット販売開始を待ちかねたように電話いただけたのは嬉しい限りである。

 世界レベル、それも現在最高水準をいくと評価される演奏家や歌手たちによるオペラやコンサートを、できるだけ低価格でお届けしたい。 それが、さわかみオペラ財団の挑戦である。

 公演を楽しみにチケット購入される方々にとっては、ちょっと贅沢をする感覚かもしれない。 来ていただいたらわかる。 公演の内容とレベルの高さ、なによりもその晩の感動には、大きな贅沢を実感しよう。

 まだある。 できるだけ安くオペラ公演などを楽しんでいただこうとするから、われわれ主催者にとっては大赤字もいいところ。 なんとか賛助会員を増やしたいが、まだ道半ばである。

 大赤字ながらも、9月の公演をすることで、実に多くの芸術家たちに思う存分の活躍をしてもらえるのだ。 世界を附帯に活躍する彼ら彼女らは、演奏やら歌やら舞台製作やら振り付け・衣装やら、それぞれが人生を賭けている。

 そういった人々の出番を作ってやれることで、彼ら彼女ら芸術家たちはますますをもって日ごろの鍛錬に励むことができる。 その成果発表が、次回のより素晴らしい公演となっていくのだ。

 この循環をどんどん高めていくには、9月の公演を楽しみにされる方々に、ちょっと贅沢をしていただく。 そして、さわかみオペラ財団は大赤字分をなんとかやりくりする。

 それが、大きな贅沢につながっていくことになる。 これが文化というものんなんだろうね。

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 ★注意 上記の内容は澤上篤人個人の見解であり、さわかみ投信株式会社の考えおよび「さわかみファンド」の運用を説明しているものではありません。 個人の真意を尊重するため、原則、文章の修正はせずにブログを公開しております。