8月から9月半ばまでの1か月半で、必死に書き上げた2冊の一つが上記の書名の本。 ありがたいことに、評判はいいらしい。
日頃、これから長期投資を始めようとする人たちに是非とも言っておきたいと思っていたことを、ひとまとめにしたもの。 以下のような章立てで、かなりストレートに書いている。
ー 長期投資家は暴落相場で買って買って買いまくる
ー 本人にも日本経済にもプラスの、「投資しなければ」の流れ
ー 「投資」の勉強は逆効果。 やめておきなさい
ー 個人も機関投資家も、それほど儲かっていないワケ
ー 「株を買う」のではなく、企業を応援する長期投資
ー やることは二つだけ。 長期投資は簡単で楽だよ
ー 銀行預金は安全ではない。 本物の投信を選ぼう
ー 「プラスサムの世界」はすごい。 長期運用投信で自分年金づくりを
ー 「ファイナンシャル・インデペンデンス」の先に広がる世界
こんな具合だ。
投資の難しい勉強など止めておきなさいは、とりわけ強く訴えたいところ。 世の中にはまじめな人が多いから、どうしても投資の勉強をしなければとなる。
一歩でも、そちらの方向へ行き出したら、どんどん相場追いかけ投資に引きずり込まれてしまう。 ゆったりどっしりの長期投資からは、遠い世界の住人となっていく。
その挙げ句が、個人も機関投資家もそれほど儲かっていないということだ。 投資なんて、安く買って高く売るだけのこと。 それができなくなるのだから仕方ない。
できるなら、投資はじめての人たちには、まっさらのまま本物の投資というものに触れてもらいたい。 そしたら、長期投資は簡単で楽だということを実感する。
そして、そのまま経済的自立を達成し、ファイナンシャル・インデペンデンスの世界へ入っていけたら最高ではないか。