ようやく長期投資家日記を書けます。 イタリアから帰国して翌日には大阪へ勉強会に行ったりで、なかなか時間を捻出できなかったけど、本当にようやくという感じ。
ひとこと、ローマは暑かった。 すばらしい快晴の毎日で、気温も38度と文句なし。 汗はかなり出ているが、空気が乾いているので、シャツがべっとりというほどの不快感はなかった。
実は、仕事の面でもっと暑かった。 詳細は10月ごろに発表となるので控えるが、イタリア外務省や文化省などでの話し合い、その他で密度の濃いローマ滞在となった。
ちょっとだけ書くと、来年が日本とイタリアとの国交150周年となる。 国ベースでは、両国それぞれでいろいろな企画が進んでいる。
そこへ、民間サイドで何ができるのかという観点から、さわかみオペラ財団の活動に関心が集まっているというわけ。 その関心の表れが今回のイタリア出張である。
さわかみオペラ財団は、まだ大した存在でもない。 こちらは、そう思っている。 ところが、文化の国イタリアでは受け取り方が違うのだ。
日本でのオペラ公演を興行第一主義ではなく、とにもかくにも芸術文化を愛し楽しもうを前面に出して、賛助会員の裾野を広げつつチケットを直販しようという体制に、新鮮さと本物度とで評価が高まっている。
そこへ、今年3月の公開オーディションで8名ものオペラ歌手をイタリア留学へ送り出すと決めた。 国ではなく一民間団体が、そこまでやるのかという驚きとともに、ローマ・ボローニャ・トリエステの3歌劇場が協力してくれることになった。
まだちっぽけな存在なのに、イタリアではさわかみオペラ財団にかなりの期待をしてくれている。 それならそれで、この流れに乗ってどんどん実績を積み上げていこうじゃないかとなって当然だろう。
イタリアとの話し合いについては、具体的なことはまだ書けないので申し訳ないが、ここまで。 いっぽう、国内でもやることは山ほどある。
その一つが、今年9月のオペラ公演に先立っての「オペラ道化師を100倍楽しもう」という呼びかけのプレイベント開催である。
24日(金)には姫路城の向かいのホ-ルで15時からと18時からの2回、25日(土)には京都国立博物館で10時から、29日(水)には東京で18時半から、それぞれ2時間のプレイベントをやります。
「生活文化としてのオペラ」講演、「イタリアからの映像でソリスト紹介」、「オペラ歌手4名による生の歌声」と盛りだくさんで、参加費は無料。
まだ席に余裕があるので、どうぞ皆さんお仲間を誘ってご参加ください。 問い合わせとお申し込みは、当財団の村田まで。
メールは: k.murata@sawakami-opera.org 電話は: 03-6380-9862 です。