最近のセミナーには、まだ投資したことのないといった人たちの参加が目立って増えている。 とりわけ、若い女性が多くなっているから、その華やかさからもセミナー会場の盛り上がりぶりが違う。
多い場合だと、投資はまだの人達が80%近くを占める。 少なくても30%から40%ぐらいの人達は、これから投資を始めたいと考えている。 この比率は、出席者が30~40名ほどの小さなセミナーや地方都市でするセミナーでも、そう変わらない。
結構な流れである。 個人個人が自分年金づくりからはじまって、経済的な自立を目指そうとするのは大事なことで、セミナーにも力が入る。
おもしろいのは、長期投資の考え方をゆっくりお話しし、それがこんな風に経済的自立につながっていくんだよと説明した後の参加者の反応。
これまでは、長期投資をベースにゆったりと財産づくりを進めていくと、そのうち複利の雪だるま効果が出てくるよ。 時間が経つと、すごいことになるよと説明してきた。
投資の世界だから将来の約束はできないが、本格的な長期投資ならこれこれこんな具合に安定度が高い財産づくりになっていくよ。 といった具合に、いろいろな実例を出しながら。
そこを最近のセミナーでは、一気に長期投資の先に広がる世界にまで行ってしまえる。 さわかみファンドの15年10カ月の実績を踏まえて説明できるから、話は早い。
16年近い実績の重みは説得力がある。 時間の経過がもたらしてくれる果実の積み上がりが、投資はじめての参加者にもかなりの具現性をもってイメージできる。
そこで、長期投資の先にはファイナンシャルインデペンデンスが待っているよとなる。 もう、ここから先はお金にとらわれることなく自由に生きていけるとなると、自分の人生が大きく広がるわけだ。
それどころか、複利の雪だるま効果で、お金が増えすぎて困る嬉しい悩みが待っている。 そう、長期投資の先には「カッコ好く」お金をつかうステージが待っているんだよと説明する。
そこまで一気に行ってしまうと、女性参加者の顔がパッと明るくなる。 ちょっと時間がかかっても、そんな楽しい将来が期待できるのなら、やっぱり長期投資やってみようと結論が早い。
こんな素敵な人生が待っているよとなると、投資は怖いとかの意識が薄れて、時間がかかっても長期投資を頑張ろうとなってくれる。 いい傾向である。