今年9月のオペラ公演のチケット販売が先週の金曜日9時から開始した。 朝から電話が鳴りっぱなしで、格安に設定した席がどんどん埋まっていった。
一般的な音楽コンサートやオペラ公演とは一線を画して、さわかみオペラ財団では文化事業としての活動を前面に出している。 たとえば、今年9月のオペラ公演でも世界最高レベルの楽団や歌劇場を招へいし、それを格安の価格でできるだけの多くの方々に楽しんでもらう。
チケット販売も、正確には文化事業への協賛ということにしている。 一応ここではチケット販売ということにしておくが、9月17日ならびに19日の姫路城でのオペラ公演では、1万円席、5000円席、3000円席がもう完売状態。
本物のオペラがこの値段で楽しめるのなら、そういった電話が殺到してくれたのは、主催者としても皆に喜んでもらえて良かったの一言。
25,000円の S 席はまだ余裕があるが、それでも他よりずっと安いといってもらえている。 こちらは、オペラ公演後のレセプションに参加でき、指揮者マエストロ吉田や歌手たちとの懇談も入っているので、それを考えるとやはり格安だと自負している。
姫路公演に関しては、NHK はじめ多くのマスコミに大きく報道されたこともあって、驚くほどのチケット購入希望となった。 その点、9月13日の京都国立博物館でのオペラ公演と、9月22日の東京オペラシティーでのオペラコンサートに関しては、まだこれから世の認識を高めてもらうといったところ。
すごく良い出足でニンマリしているが、格安のチケット代ならびに総勢200名近い楽団・合唱団・舞台関連者などをイタリアから招へいすると、オペラ財団の台所は火の車を超えている。
どう賄っていくか? ひとつは、企業にスポンサーになってもらうこと。 こちらは、早々と1社さんの大口スポンサーが決まったが、なんとか20社ぐらいの応援をいただきたいと考えている。 ここでも文化事業としての意義を積極的に訴えていきたい。
もうひとつが、多くの方々に賛助会員となってもらうこと。 さわかみオペラ財団の賛助会員は年間5万円で一口としている。 募集が始まったばかりということもあって、まだ賛助会員は33口に留まっている。
賛助会員にはいろいろな特典を楽しんでもらいつつ、さわかみオペラ財団の文化事業を強力にサポートしてもらう。 先ず特典は、その年のオペラ公演やオペラコンサートさらにはディナーオペラコンサートで一口につき1席を2割引きとなる。 他にも、公開オーディションへの案内やオペラ公演の DVD など、いろいろ乗っけたいと考えている。
理想は賛助会員数が5000名とか1万名となっていって、当財団の運営費の年間運営費が賄えるようになることである。 そうなると、賛助会員と一緒に当オペラ財団の文化事業度をさらにさらに高めていける。
こんなのもあっていいだろう。 それは、賛助会員限定のオペラ公演である。 さわかみオペラ財団をしっかりサポートしていただける皆さんに集まっていただいて、最高のオペラを一緒に楽しむのだ。
ともあれ、皆でどんどん盛り上がっていけるような活動を推し進めていきたいもの。