表記の新著が大詰めを迎えている。 といっても、原稿の残り40%ちょっとを2週間で書き終えなければいけないがね。 物理的には不可能に近いが、あえて自分を追い込むためにも、今日みなさんにお知らせすることにした。
たまたま、いろいろなスケジュールが重なって来ていて、2週間で仕上げられるかは、かなり疑問である。 それでも、まあ頑張るかといったところ。
時間的には厳しいものがあるが、気持ちには余裕がある。 なにしろ、書こうとすることは大まか頭の中で整理できている。 欲しいのは、ちょっとでもまとまった時間だけである。
今度の新著は、さわかみ投信の第2代投資最高責任者である草刈との共著となる。 自分が前半の60%ほど、草刈が後半の40%といった担当でいく。 うち、草刈はほとんど書き上げているから、残るは自分の担当分だけ。
内容的には、国債の暴落とかで不安を煽るものではない。 ただ、その可能性から財政の破たんや長期金利の急上昇、そしてインフレの懸念はある程度念頭に置いておいた方がいい。
経済的にも社会的にも相当な混乱が生じようが、そこで慌てなくとも大丈夫だよ、われわれには長期投資があるんだから。 そういったところが、新著の骨子である。
自分が、いろいろ起こるであろうことへの先読みと、なぜ長期投資でなら混乱を乗り切れるのかを、すべて質問形式で書いていく。
後半では草刈が、現役ファンドマネジャーの視点から、長期投資のシナリオや具体的な考えを披露してくれる。 いってみれば、実践編だ。
おもしろい本になると思う。 だからこそ一刻も早く、なんとか4月初めには書店に並ぶようにしたい。