元気あふれる社会をつくっていく

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 さわかみファンドという本格的な長期投資で、一般生活者の財産づくりをお手伝いしていくわれわれの挑戦がスタートして14年。 本格的な長期投資の先には、もうお金にとらわれない状態、つまりファイナンシャルインデペンデンスの達成と、余裕の出てきたお金を世の中のために格好よくつかうステージが待っている。

 12万人弱のファンド仲間の皆さんや、これからどんどんさわかみファンドという長期運用船に乗船されてこられる方々に、ファイナンシャルインデペンデンスをご案内するまでには、まだまだ道半ばもいいところ。

 だが、将来に向けて次から次へと布石を打っていくのが長期投資である。 さわかみファンドではどんな投資環境であろうと、しっかりとした安値の買い仕込みと、高値でていねいに利益確定をしていくリズムを崩さない。 その積み重ねが複利効果を生んで、時間の経過とともに大きな実りをお届けすることになるはずである。

 やっとというか、ようやく投資環境が好転してきた。 長期でみても、これから本格的な長期投資の活躍場面が大きく広がっていこうとしている。 この14年間の積み重ねを一気に爆発させる段階に入ってきたと、大いに期待している。

 ここから先、さわかみファンドは加速的な成長を遂げるのだろう。 ファンド仲間の皆様はじめ多くの人々に、将来への確かさと明るさを高めてもらえる。 同時に、かっこよくお金をつかう楽しみも広がっていくだろう。

 それは、それでいい。 しかし、われわれの究極的な目的である直接金融の一般化に向けて、打たなければならない布石はいくらでも出てくる。 要は、お金を経済や社会にどんどんまわすこと、そこに一人ひとりが将来への夢や思いを乗せてやることだ。 そういったお金の流れを広く太くしていくことが、直接金融の一般化である。

 もちろん、さわかみファンドはそれを提唱し実践している。 その横で、今すぐにでもできることが山ほどある。 ”こんなこともできてしまうよ” といった例を、世の中にモデルとして次から次へとお見せしていこうとしているのが、さわかみグループ各社の挑戦である。

 グループ各社の全員が毎月の月初、本社に集まって ”いまやっている、またこれからやろうとしている” おもしろがりを話し合っている。 グループ活性会議というミーティングがそれだ。 夜7時からのスタートで、9時5時の社員には厳しい時間帯だが、意欲のある連中にとっては大事な1時間半である。 なにしろ、グループ各社の動きが加速しつつあって、それについていくあるいはそれを先取りしていかなければ、置いてきぼりを食らってつまらないはず。

 良い世の中をつくっていこうよ、元気あふれる経済や社会を築いていこうよ、で集まったのがうちの戦う仲間たち。 そう言うんなら、それぞれが前向きに積極的に仕掛けていかなければ、人生おもしろくないわな。