気温がすこし上がり、どことなく春の気配を感じる。 先週までの寒波の中でも、しっかりと芽を膨らませていた桜の木々も、どうだワシの先見性はと、誇らしげに道行く人々を見下ろしている。
こんな書き出しとなったのは、最近の株価上昇で明るい雰囲気があちこちで感じるようになってきているからだ。 いつの株価上昇も人々の心理を明るくさせ、前向きの行動を誘う効果をもたらしてくれる。
哲学者アランの言葉にあるが、”悲観主義は気分だが、楽観主義は意思である” というのがある。 われわれ長期投資家は、良い世の中を築いていこうよ、元気あふれる経済や社会を子供や孫たちに残すのだといった強い意思で行動する。 その根っ子には、将来に向けての夢と熱い情熱を持ってすれば、何事もなし得るという信念があるからだ。 それを、楽観主義といえば言えなくもない。
一方、多くの人々は現状に浸りつつ流されるままに生きている。 ともすれば現状肯定の日々を追いがちで、その中に諦め感が漂うような人生を歩んでいる。 これを悲観主義というのかどうかは別として、アランの言う ”気分” を ”意思” に切り替えてしまえば、人生が相当に前向きとなるはず。
これから春の兆しがどんどん強くなっていく。 そして夏を迎える。 どうせなら、明るく楽しい将来を思い描きならが、それは自分達で築いていくのだという信念と努力で生きていこうではないか。
ブログ、明日から来週の月曜日までお休みとさせてください。
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