昨夜８時から９時まで、オンラインセミナーをやらせてもらった。　１時間たっぷり長期の株式投資について、８枚の図表を使って説明した。もちろん、いまは長期投資の絶好の機会であり、ここは目一杯買っておこうと強調しておいた。

　企画の段階では、１０００件くらいのアクセス予想だったが、１４５０人ほどの方々がお付き合いくださったたようだ。　生放映の後では自由に見れるらしいので、ご興味のある方はどうぞ。

　８枚の図表で長期の株式投資をたっぷりと語ったが、こんな感じだ。

　地球上人口は毎年１億人ぐらいずつ伸びており、人々がさらにさらに豊かな生活を求めて止まないところから、世界経済の成長はそれこそ止めようがない。　たとえ、欧米の金融問題が重くのしかかっていたところで、まもなく７０億に達する人々の生活は一時として中断されることなどありえない。　その生活を支えるエネルギーや物資の供給は、金融危機だろうがなんだろうがお構いなしに続けられる。

　すなわち、企業のビジネス活動は、なにがあろうと途絶えることはない。　であれば、そういった企業を応援しようとする長期投資も、ここは様子見なんてないわけだ。　むしろ、金融危機だ景気減速だで株価はやたら売られているいま、安値を仕込んでおかない理由はない。

　石油ショックの時もブラックマンデーでも、世の終わりとばかり株価は売り殺到で５０％から６０％下がった。　後になってみると、世界経済は壊滅したわけでもないし、企業活動も続いているのを確認した買いが集まり、株価は３倍戻しとなった。　そういった経験も踏まえて、いまは絶好の買い場だろう。

　逆に、債券はこの３０年間かつてないほどの投資環境に恵まれてきたが、そろそろ要注意だろうとも語った。　これだけの超低金利ということは、債券価格は史上最高値圏にあるということだ。　ここからの上値余地は限られている一方で、超低金利が永久に続くこともない。　

　まあ、こんな具合だが生放映の方が迫力があったと思う。