お久しぶりです。
長年の夢であった南米はペルーへ行って来ました。
ナスカの地上絵とマチュピチュ遺跡の見学が表向きの旅行目的だったが、
もっと興味深かったのはインカ帝国の末裔でもあるペルーという国を感じることであった。
インカ帝国の末裔といっても、古代インカ人がどうなったか定かではない。
現にぺルーはスペイン人による略奪の後、欧州そして中国や日本からの移民を大量に受け入れており、
現地のアンデス系の人々は3割ぐらいらしい。
いろいろな国々からの人々が寄り集まってペルーという国になっているとしても、
自分の興味はかつて王国や帝国の栄華を経験した国の人々の生き様である。
どこかに必ず気品というかプライドのようなものが残っているものだ。
そのプライドが後の時代において、たとえ経済的には落ちぶれても、
民族のエネルギーとなっているケースが多い。
そこに興味があるのだ。
ペルーにおいても、古代のチムー文明やナスカ文明そしてインカ帝国と、民族の輝かしい歴史を誇る
“なにか”
を感じることができるはずと思っていた。
期待にたがわず、いろいろ感じることができた。
一番の興味というか収穫は、
ものすごく貧しいいけれど人々がきちんと働いて生活の糧を得ている姿だった。
生きていく上で必要なお金を稼ごうとするのに、物乞いという方法もあるが、
ペルーの人々のほとんどは必死に働いている。
それが、すごい活力となっているのだ。
3000万人の人口を擁し、フジモリ大統領時代の学校建設6000校といった具合に教育にも力を入れており、
10年20年後が相当に楽しみな国となるのは間違いない。
行って良かった。
話したいことは一杯あるが、それは明日のインベスターズTVでたっぷり語ろうと思う。
楽しみにしてください。