上場株式等の軽減税率が平成23年税制改正でも延長されるかどうかが、

 投資家や市場関係者の間で関心を集めいている。

 通常は、売却益に対して20％のキャピタルゲイン税が課される。

 それを特別措置の10％のまま延長したいというわけだ。

 我々長期投資家としてみれば、

 短期の株式売買を助長しかねない証券税制はどうでも良い。

 それよりも、

 株式や投信の長期保有を促進することになる長期投資減税を導入してもらいたい。

 個人の預貯金マネーが少しずつでも株式の長期保有にシフトしてきてくれれば、

 株式市場にとっては強力な援軍が下値を固めることになる。

 かつての株式持ち合いとは違った形で、

 健全に株価の右肩上がり相場を形成していくことになる。

 株価が上昇すれば資産効果が生まれ、個人消費や企業の投資を活発化させる。

 景気回復はもちろん国の税収入の増加にも大きく貢献してくれる。

 誰にとっても損はない。