昨日はスペースがなくなったので、書き足りなかった分を中心に後篇としよう。
長期投資の出発点は、生活者の観点から、「この企業は応援しなくては」で、投資対象を4~5銘柄に絞り込むことからはじまる。
個人投資家の場合、定めた4~5銘柄を「安い間に買い仕込んで、高くなるのを待って売る」を繰り返すことで、もう十分。
その繰り返しで運用する資金額が大きくなっていくにつれ、また経験も積み上がってくるから、徐々に7~8銘柄へと増やしていく。
さわかみファンドの様なメガファンドになってくれば、応援企業が100~150社になっていっていい。
いずれ、さわかみファンドは5兆円10兆円の規模となっていくだろうが、その段階では300~400社を組み入れることになる。
投資対象企業の数は別として、長期投資のリズムは個人投資家だろうと、メガファンドだろうと変わらない。
株式市場なんて、不定期で大きく売られたりしながらも、長いめでは株価が上がっていっている企業でもって成り立っている。
また株式市場の大きなうねりとは別に、個別企業でみていると、なんらかの理由で売られたりすることもある。
そういった大きく売られた時には、しっかりと応援買いを入れる。 激しく売られたら、断固たる応援買いだ。
長いめでみて、ゆっくりながらも成長していってくれる企業であれば、買った後はそのままずっと保有していればいい。
安心して保有している間は、せいぜい配当収入を楽しんでいればいい。 まさに、Buy and Hold だ。
そのうち経済情勢などの好転や、株式市場がブームになったりで、株価全般が急激に上昇してくる。
株価が大きく上昇してくるのを待って、われわれ長期投資家は少しずつ売り上がっていく。
安い間に買い仕込んでおいたから、どこで売っても投資収益は確保できる。 回収した投下資金ともども、次の買い出動のための軍資金とする。
この「安く買っておいては、高くなるのを待って売る」のリズムを守ることが、長期投資の命である。
とにかくマイペースで、リズム良くだ。 それでもって、安定度と再現性の高い投資を続けるのだ。
その先では、再投資の複利効果が効いてきて、資産は雪だるま式に膨れ上がっていく。 これが、本物の長期投資である。
絶対に避けるべきは、欲が膨らむままに上昇相場を追いかけていって、大きなガラを食らわないこと。
長期投資のリズムも、大事な資産も吹っ飛んでしまう。 古今東西、どれだけ多くの投資家たちが消えていったことか。
いつもマーケットとはつかず離れずで、ゆったりと長期投資のリズムを守る。それに尽きる。
