動く人達でもって、活性化させよう

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昨日は、全国各地でオペラ公演を題材にして地域経済を活性化しようとしている人達に集まってもらった。

これまで、各地でバラバラに展開してきたオペラ活動だが、その主催者たちによる第1回サミット会議だ。

初めての試みだったので、既に大々的な活動を展開している徳島、喜多方、南魚沼から8名の参加に限定した。

来年からは、弘前、函館、宝塚、帯広、長野、那智勝浦などからも出席してもらえるだろう。

皆が集まって、苦労している点などを発表してもらい、それらに対しこんな風にやっているといった意見交換は、すごく意義があった。

それにも増して、オペラ活動を通して地元経済や社会を明るく元気にしているという、それぞれの自負の共有と仲間意識ではすごく盛り上がった。

もともと自助自立の精神で会社経営などをしている人たちだ、そこにオペラが乗っかってきた。

彼らはクラシックやオペラの公演屋とか興行師ではない。 たまたまオペラという面白い題材が降ってきた。

ちょうどいいやと、自分たちも企画やら合唱や助演さらには裏方として積極的に参加する。

その上で、つまり自分たちが盛り上がっていっている中へ、市民を巻き込んでいこうとしている。

地元を活性化しようとしている人たちが、先ずはどんどん盛り上がる。

それをみた、やはり盛り上がりたい地元の人達を糾合していっているのだ。

そういった流れなので、皆がやたらと賑やかである。 それも、本番だけではなく、毎月の特訓においてもだ。

町は、ご多分に漏れずシャッター通りで静かなのに、われわれの周りだけは元気一杯。

われわれの仲間たちが面白がっている間に、オペラを超えてワル乗りのアイデアががどんどん乗っかってくる。

今年12月にやる徳島でのオペラ公演では、屋台が20店も出る。

いずれも、シャッター通りで静まっている商店に声をかけたのではない。

皆で盛り上げているオペラ活動に積極参加している人たちによる、自主的な出店だ。

実にいい感じで彼ら自身の盛り上がりが高まり、かつ横へも広がっていっている。

自助自立で走っている延長線でか、本格的な長期投資やりなよと声かけると、「うん、やっておいた方がいいね」と反応が早い。

良いものはどんどんやっていこうとする積極的な自主参加型で、長期投資にも入って来てくれる。

オペラもそうだが、本物が大事。 長期投資においても、ホンモノだけをやろうなというと、よく理解してくれる。

そして、長期投資で殖えていくお金を、どんどん地元経済にまわしていこうというと、「いいね、やります」だ。

なんとも、愉快な広がりとなってきている。