本年も、どうぞよろしく!

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昨日4日の仕事はじめから、もうやること一杯。 今年も忙しい年になりそうだ。

なぜ、そうも忙しがるかって? マーケットや経済全般が、こちらの読みのような展開となっていく。

だからといって、読みが当たっただろうなんて自慢している暇はない。

次から次へと手を打っていくことになるから、やたらと忙しくなってしまうのだ。

具体的に書こう。 現在進行中の壮大な金融バブルは、もういつ崩れに入ってもおかしくない。

崩れるといっても、一直線ではない。 株式市場でいうと、「ドスーンと大きく下げては、すぐさま戻す」を幾度も繰り返す。

そのうち、戻りの高値が徐々に低くなっていく。 それとともに、バブル買いの勢いがどんどん小さくなっていく。

そして、どこかで本格的な下げに入っていく。 下げが加速するにつれて、マーケットは暴落症状を見せはじめる。

もうそうなると、バブル買いしていた投資家たちの売り逃げが集中しだし、収拾がつかない暴落相場となっていく。

一方、債券市場でいうと、ジャンク債など信用力の低い債券のどこかが売られると、債券利回りの上昇を招く。

債券利回りの上昇があちこちで見られ始めると、空前の規模で保有されている債券全般に売りが広がっていく。

それはそうだろう。 どの債券投資家も、おそろしく低利回りの債券を大量に保有しているから、一刻も早く売らないと大損してしまう。

かくして、債券市場は一気の下げ相場、それも買いがまったく入ってこない一方通行的な下げ相場となる。

忙しくなるのは、そこからだ。 われわれ本格派の長期投資家はバブルから遠く離れていたから、マーケットの暴落は痛くもかゆくもない。

むしろ、大バーゲンハンティングのチャンス到来で、これはと思う企業の株式を捨て値で買い仕込むのに忙しくなる。

それ以外でも、やたらと忙しくなるのだ。 債券市場の崩れで長期金利は急上昇してきている。

ゼロ金利で甘い経営をしていた企業群が、バタバタと潰れていく。 失業など、大きな社会問題となっていく。

また、債券市場の崩れと金利上昇は、野放図に国債発行してきた国の財政運営に黄信号が灯る。

年金運用の現場でも、株価や債券価格の暴落で巨額の評価損を山のように築いてしまっている。

となると、年金や医療費などの社会保障が滞りなく継続されるかも不安になってくる。

いろいろと大混乱が発生して、それが社会問題となっていく。 どれもこれも、金融緩和でもって張りぼての経済を運営をしてきた反動である。

そこで、われわれ長期投資家は「大丈夫だよ、これとこれをしっかりやっておこう」といった提案を、次々と発信していくことになる。

そんなわけで、やたら忙しくなると思うよ。