死に金からは、おさらばしよう

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ビジネスの現場のみならず、手持ちの資金をいかに有効につかうかで、5年後10年後に大きな差となっていく。

それを先行投資ともいうが、期待した実りをもたらしてくれることもあれば、期待外れで終わってしまうケースも多々ある。

否、さしたる実りをもたらしたわけでもないが、十分にお金の価値を堪能することができることもある。

そんな時は、たしかにこれといって明確な実りとはいえないまでも、自分としては十分に満足である。

そういった、お金のつかい方をしたいものである。 ところが、「死に金」にしている人が圧倒的に多い。

コロナ禍で外出もままならず、この正月は家でゆっくりする人が多いと思う。

せっかくだから、自分は価値のあるお金のつかい方をしているかどうかを、静かに振り返ってみよう。

先ずは、いつも槍り玉にあげる預貯金だ。 ただ、安心できるからで漫然と預貯金してはいないだろうか?

その点、じっくり考えてみる価値がある。 早い話、年金のことも老後の準備も、不安だという人は多い。

その人たちは、後生大事に抱え込んでいる預貯金が「死に金になっている」ともいえよう。

もし、自分の預貯金がしっかり働いてくれているならば、上に書いた不安など感じないはず。

この手持ちの預貯金が頑張ってくれるから、年金不安もなく老後への備えも万全で、ありがたいことだと思えないのなら、やはり死に金だ。

でも、だからといって預貯金から投資に踏み出すのは、リスクが大きくて躊躇してしまう?

そう言うのなら、どういった投資であれば、それほどリスクを感じなくて済むのか、徹底的に洗い出してみよう。

これも、お正月休みの課題となる。 なぜなら、なにも考えずただ安全だからと貯め込んでいる預貯金が、死に金となっているのだから。

将来に不安があるのなら、なにかましな「お金の働き先」を、急ぎ検討する必要がある。

自分の大事な虎の子を死に金にさせたくないのなら、そのくらいの努力は安いものである。

いつも書くが、さわかみファンドが既に21年と4か月の実績を残している。

積み立て投資で年6.1%の成績は、お金に長期投資で働いてもらって積み上がったリターンである。

預貯金を抱え込んでいる人達は、すぐ投資のリスクを語る。 一方、長期投資しているわれわれは、ずっとリターンの世界にいる。

大きな違いだと思わないか?